
鹿児島県内の高校生が作る人気商品をご紹介
農畜産業が盛んな鹿児島には、生徒が原材料の生産や調達、製造、販売などに関わって加工食品の実習に取り組む高校が多く、商品の種類も増えています。
コロナ禍によるイベント自粛で出店販売の機会が減る中、生徒たちの商品を応援しませんか。
学校以外の物産館やスーパーなどで販売されている商品もあります。販売場所、価格は各校へお問い合わせください。
学校訪問の際は新型コロナウイルス感染対策を講じ、状況によっては時期をずらしましょう
伊佐農林高校
90年間受け継がれる豚みそ。甘酒も新登場
豚肉価格の暴落に苦しむ地元農家を救おうと1932(昭和7)年に開発された豚みそ「更生之素(こうせいのもと)」は、約90年に及ぶロングセラー商品で、現在は年間約13,000個を製造・販売しています。黒豚は農林技術科中小家畜専攻の生徒が飼育し、食品加工専攻の生徒が実習で加工します。
ブルーベリーとイチゴ、梅を使ったジャムと甘夏のマーマレードも作り、秋には学校の水田で収穫した新米を使った甘酒「甘伊佐酒(あまいざけ)」が登場予定。
商品は毎週火曜日(休校日を除く)の14時半~15時半に校内の販売所「農林館」で販売します。餌に米を与えて黄身が白く、ケーキなど菓子作りにお薦めの「米鶏(まいけ)る卵(たまご)」も並びます。
伊佐農林高校
- 伊佐市大口原田574[MAP]
- TEL:0995-22-1445
- HP/鹿児島県立伊佐農林高等学校
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曽於高校
牛・豚・鶏みそが勢ぞろい
校内で飼育した黒豚肉を使った豚みそのほか、地元の畜産会社から仕入れる牛肉がたっぷり入った牛みそ、うまみが多く野菜炒めなどの調味料としても使える鶏みそを製造し、中でも豚みそは年間約1,500個売れる人気商品です。
豚・牛・鶏みそ3缶セットは近く、加工する畜産食農科の生徒がデザインしたオリジナルの缶バッジが付く予定。10月には瓶詰に替わります。
ブルーベリーやスモモ、ユズ、イチゴなど近隣農家で収穫した果物で作るジャムのラベルには、生徒が描いた果物のイラストが印刷されています。商品は校内で開かれる販売会で購入できます(開催日時は学校のホームページで告知)。
曽於高校
- 曽於市末吉町二之方6080[MAP]
- TEL:0986-76-6646
- HP/鹿児島県立曽於高等学校
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市来農芸高校
特産品を生かした幅広い品ぞろえ
地元産のちりめんじゃこを使った「ちりめんみそ」や、ユズの代わりに特産のサワーポメロが入った「ポメロこしょう」、梅を煮詰めた梅エキスなど、農業経営科の生徒がバラエティーに富んだ加工食品を作っています。
校内飼育の豚を使った黒豚みそはカレー風味もあります。梅は特産地のさつま町から仕入れてジュースとジャムに加工。学校の果樹園で取れるミカンやサワーポメロのジュース、北薩産のイチゴを使ったジャムやジュースなども好評です。
毎週火曜日(休校日を除く)の14時半から30分程度、校内の販売所「農芸市場」で販売会が開かれ、加工品のほか野菜や苗も購入できます。
市来農芸高校
- いちき串木野市湊町160[MAP]
- TEL:0996-36-2341
- HP/鹿児島県立市来農芸高等学校
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加世田常潤高校
校内産、県産食材たっぷりのカレー
食農プロデュース科の生徒が「常潤の森」のブランド名でさまざまな加工品を製造しています。年2回、200食分ずつ製造するレトルトの「常潤カレー」は、生徒が育てた黒豚の肉と加世田産カボチャ、奄美の黒糖などに特製ブイヨンを合わせた、こくのある甘さが特徴。
黒豚みそはパウチ加工を施し、必要な分だけ使えて便利です。学校で仕込んだ麦みそ入りの焼き肉のたれ、校内の畑でとれるミカンやトマトのジュースも製造し、11月には新たにみかんジャムが登場予定。
学校行事がある場合や冬休みなどを除く毎週木曜日の14~15時は校内で販売会が行われ、加工品のほか生徒が育てた野菜や苗なども並びます。
2021年11月13日開催予定の文化祭「常潤祭」でも販売します!
加世田常潤高校
- 南さつま市加世田武田14863[MAP]
- TEL:0993-53-3600
- HP/鹿児島県立加世田常潤高等学校
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学校以外の物産館やスーパーなどで販売されている商品もあります。販売場所、価格は各校へお問い合わせください。
学校訪問の際は新型コロナウイルス感染対策を講じ、状況によっては時期をずらしましょう