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「腰部脊柱管狭窄症」とはどんな病気?|フェリアクリニックvol.10

足の痛みやしびれが出るときは…(写真はイメージ)

足の痛みやしびれが出るときは…(写真はイメージ)

国内の患者数は350万人!

皆さん、今までは腰痛、肩痛などの部位別の総論をお話ししてきましたが、今回からは病気ごとの解説をしていきたいと思います。まずは、日本最多の痛みといわれる腰痛の中の『腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症』の病態に焦点を当てたお話です。

腰部脊柱管狭窄症は、学会の調査によると、国内の患者数は約350万人と推定され、50歳以上の方の腰痛や下肢の痛みやしびれの最大の原因と考えられています。

また、vol.3「その痛みとしびれ、腰のせいかも!?」でもお話ししたように背骨の中の神経や脊髄の通り道である脊柱管が狭くなる病気であり、脊柱管が狭くなることで中の神経や脊髄が圧迫され、腰痛や下肢の痛みやしびれなどさまざまな症状が現れます。

腰部脊柱管狭窄症には
①神経根型:神経根を圧迫する病態⇒主に片方の足の痛みやしびれなど
②馬尾型:馬尾神経を圧迫する病態⇒両足のしびれや脱力感など
③混合型:神経根・馬尾神経ともに圧迫する病態⇒①②両方の症状が現れる可能性
の主に三つの病態があります。

腰部脊柱管狭窄症の主な原因は、加齢による椎間板の変性です。特に、腰椎変性すべり症や変性性脊椎症などの病気によるものが多いといわれています。

腰部脊柱管狭窄症の疼痛部位など

また、腰部脊柱管狭窄症の症状には
①腰痛:長く続く鈍痛が大半を占める
②下肢の痛みやしびれ:お尻から太もも、ふくらはぎ、足の甲、足先に広がる痛みやしびれが多く、いわゆる坐骨神経痛
③間欠性跛行(はこう):しばらく歩くと、痛みやしびれのために歩きにくくなりますが、少し安静にすると、再び歩くことができる症状
④下肢の脱力:足に力が入らない、スリッパがよく脱げる、階段や少しの段差でつまずくなどの症状
⑤排尿障害:頻尿や乏尿、または自分の意思ではない排尿(尿漏れ)
があり、必ずしも全て生じるわけではありませんが、多く見られます。

次回は『腰部脊柱管狭窄症 b.治療』です。

フェリア紙上クリニック担当医

前原総合医療病院ペインクリニック内科 前原光佑先生

ペインクリニック内科
前原光佑 先生

医療法人誠心会 前原総合医療病院

  • 日置市伊集院町妙円寺1-1-6[MAP
    鹿児島市内から車で30分
    伊集院駅からタクシーで5分
  • TEL:099-273-3939
  • 診療科目/整形外科・内科・ペインクリニック内科・リウマチ科・リハビリテーション科・呼吸器外科・消化器外科・循環器内科・放射線科・麻酔科(安田智嗣、鶴丸健士、古別府裕明、前原光佑、牧野沙耶)・眼科・耳鼻咽喉科・歯科・小児歯科・口腔外科・脳神経内科・救急科
  • 診療時間/9:00~18:00
  • 初診受付/原則[月火木金]=午前11:00まで、午後3:30まで。[水土]=午前11:00まで
  • HP/前原総合医療病院

 

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