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彩鮮やかなスプレーギクを「わが子」の如く育て続ける人に会った…

スプレーギク(指宿市山川)

彩鮮やかなスプレー菊

色とりどり。個性輝く…

赤、白、黄色にピンク、グリーン。控えめに優しく咲くものもあれば、「私を見て」と言わんばかりに華やかなものも。スプレーギクの種類は数百にも上る。冠婚葬祭にフラワーアレンジメントなど、活躍の舞台は幅広い。

「それぞれに個性がある」と語るのは、指宿市山川成川でスプレーギクをつくる大薗幸平さん。7月中旬、大薗さんのビニールハウスには、ぷっくりとつぼみをつけ、盆前の出荷を待つスプレーギクが一面に広がっていた。植え付けから3カ月間、水や室温の管理、病害虫との闘いが続く。「子どもを発表会に送り出すような気分」と目を細める。

花の様子をチェックする大薗さん

花の様子をチェックする大薗さん

日照時間が少ないと花が咲こうとする習性があるため、植え付け後1カ月間は、夜間も光を当てて花芽が出るのを抑制する。成長もそれぞれ。「花と会話しながら様子を見ています」

スプレーギク「夜間の電照」

暗くなると花が咲こうとする習性を抑えるため、夜間も明かりを照らす

スプレーギク「出荷待ち」

つぼみをつけ、出荷を心待ちにするスプレーギク

魅力発信にも余念がない。指導するソフトボール少年団の大会では、ビクトリーブーケで頑張りを称える。練習を頑張ってきた子どもたちはもちろん、その様子を見守ってきた保護者も喜ぶ。「花は心を開いてくれる」と力を込める。

大薗さんが贈る「ビクトリーブーケ」

大薗さんが贈る「ビクトリーブーケ」

ビクトリーブーケ

彩り豊かなビクトリーブーケも

実感したのは2020年5月、新型コロナ禍で苦境に立つ指宿市の飲食店を応援しようと、テイクアウトの利用客にスプレーギクのほか、スターチス、トルコキキョウをミニ花束して贈った時だ。

普段ならば活気のある店は真っ暗。花を持ち込んだ途端、辺りがパッと輝いて見えた。

「涙を流す店主もいた。花が心を支える光になれば」

指宿市の飲食店を応援しようと、テイクアウトの利用客向けのミニ花束

生花需要も落ち込んでいたが、花の持つ癒やしの力が人々を笑顔にした

思いは生花店にも伝わっている。花の店げんかわ(本店・南九州市)の代表・源川祐策さんは「花は心を伝えるアイテム。生産者が持つストーリーを受け止めて、舞台へ送り出したい」。源川さんがつくったアレンジメントを手にすると、花がほほえんでいるような気がした。

旧知の仲である大薗さんと源川さん

旧知の仲である大薗さんと源川さん。魅力発信にアイデアは尽きない

鹿児島県スプレーギク研究会(事務局:鹿児島県庁)

  • 今回訪ねた産地/指宿市山川成川

 

よかもんのススメ…

花の店げんかわ えい本店

花の店げんかわ えい本店「指宿のスプレー菊コーナー」

花の店げんかわ えい本店

店内に入ると「指宿のスプレー菊コーナー」が目に飛び込んでくる。「若い人たちは仏花のイメージはなく、とてもニュートラル」と源川さん。バラと組み合わせると、豪華な印象に。多種多様でさまざまな表情を見せてくれるのが、スプレーギクの持ち味だ。

スプレーギクのアレンジメントをつくる源川さん

フェリアのキャラクター「ふ~ちゃん」をイメージした、スプレーギクのアレンジメントをつくる源川さん

「ゆりかごからおはかまで」をモットーに、県内で3店舗を営む。最近は、小学生の常連客がいるそうだ。小遣いを握りしめ、母の日やケンカのおわびに花を買いに来るという。「花は特別なギフト。人生のいろんな場面で、心を形にして伝えられる。ありがたい仕事です」

花の店げんかわ えい本店「生産者を大事にする売り場」

生産者を紹介するポップが並ぶ店内

花源 えい本店

花の店げんかわ えい本店

  • 南九州市頴娃町牧之内2041-1[MAP
  • TEL:0993-36-3200
  • 営/9:00~18:00
  • 休/日曜午後
  • P/5台
  • HP/花源

 

 

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