
2種のラッキョウ漬けとピクルス
旬を迎えるラッキョウを活用!
初夏が旬のラッキョウ。この時季しか手に入らない生ラッキョウは、漬物にすれば長期間楽しめます。
今回は2種類の漬物と、残った漬け液を使ったピクルスを紹介します。漬け液の味に変化をつけると、調味料としても幅広く利用できます。
ラッキョウの甘酢漬けレシピ
- ~材料~
-
- ラッキョウ:1kg
- 赤唐辛子:2本
- A
- 酢:600ml
- ざらめ:450g
- 塩:60g
- ~作り方~
-
- ラッキョウはきれいに洗って薄皮をむき、根と茎を切り落としてもう一度洗って水気をよく拭く。
- 鍋にAを入れ弱火にかけ、ざらめが溶けたら火を止めてしっかり冷ます。
- 清潔な保存瓶に①と種を除いた赤唐辛子を入れて②を注ぎふたをする。冷暗所に置き、時々瓶を揺すって漬け液を全体になじませる。
2週間後ぐらいから食べられるが、1カ月ぐらい置くと甘酢がなじんでまろやかな味になる。常温で約1年、冷蔵庫なら2、3年保存できる
ラッキョウのみそ漬けレシピ
- ~材料~
-
- ラッキョウ:200g(正味)
- 地酒:大さじ1(みりんでも可)
- B
- 麦みそ:100g
- きび砂糖:50g
- ~作り方~
-
- 甘酢漬けの作り方①と同様に下ごしらえしておく。
- ボウルにBを合わせ、①のラッキョウを加えてよくまぜる。
- 清潔な保存瓶に②を移す。
1週間ほどでおいしく食べられる。冷蔵庫で約3カ月間保存できる。ラッキョウの風味が移ったみそ床に豆板醤を加えて、焼いた肉や生野菜に付けて食べるとおいしい
漬け液を使ったピクルスレシピ
- ~材料~
-
- キュウリ、ニンジン、セロリなど好みの野菜:適量
- C
- ラッキョウ漬け液:野菜が漬かる程度の量
- 粒こしょう、ローリエ:適宜
- ~作り方~
-
- 野菜は同じ長さの短冊切りにする。
- 鍋にCを入れ火にかけ、沸騰したら火を止めて粗熱を取る。
- 清潔な保存瓶に①を入れて②を注ぎ、完全に冷めたら冷蔵庫に入れる。
半日ほどでおいしく食べられる。味が薄いときは②で酢、砂糖などを足して調整する
料理制作・監修

鎌下直子さん
鹿児島市生まれ。夫、息子、娘の4人家族。
料理好きの祖母や料理講師だった母の影響もあり料理の道へ。出産後、日々の食の重要性を再認識し、食生活アドバイザー、国際薬膳食育師、アスリートフードマイスターなどを取得。レシピ開発や学校・企業での料理講師に携わる。
「家ごはんを大切に」をモットーに食育、伝統料理、料理法、栄養などあらゆる切り口から食スタイルを提案している。
鎌下直子さんのEssay
生のラッキョウは独特の香りと辛みがあり、ちょっと苦手という人も多いかもしれません。そんなときは火を通すことで、辛み成分は甘みに変わり、香りも抑えられて優しい味わいになります。
収穫したてのラッキョウにオートミールをまぜた衣を付けてフライにしたところ、家族に大好評。この時季の定番料理になりました。サクッとした衣とラッキョウのホクホクとした食感が癖になるおいしさです。
根付きの新鮮なラッキョウが手に入ったらぜひ試してみてください。スナック菓子のような食感が楽しめます。
ラッキョウのオートミールフライレシピ
- ~材料~
-
- ラッキョウ:12株
- A
- 卵:1個
- 水:大さじ2
- 薄力粉:大さじ5
- 薄口しょうゆ:小さじ1
- B
- パン粉・オートミール:各1カップ
- バジル、レモン、塩
- ~作り方~
-
- ラッキョウは洗って葉と根を少し残して切り、水気を拭く。
- ボウルにAを合わせる。
- バットにBを合わせる。
- ①に②、③の順に衣を付けて揚げる。
- 器に盛り、素揚げしたバジルやレモンを添え、塩を振る。