
お母さんはガッカリしないで! 気負わないで!!
このコラムも9回目になりました。
ずっと見て下さっている方は、我が家がとてもスムーズに離乳食を進めていると感じていらっしゃると思います。
そんなことはありません。
離乳食って「3歩進んで2歩下がる」と実感しています。
今日は、昨日よりよく食べた・・
今日は少し固い物も食べられた・・
と、喜ぶのもつかの間、次の日にはプイッとされることもしばしば。
特に、風邪をひいたり熱がある時は、離乳食はほとんど受け付けず、母乳!母乳!という感じでした。
赤ちゃんにとって、離乳食の最初の頃は「食べる」というより「飲む」に近くて、
モグモグ期に入ってくると「飲む」から「食べる」に近づいてきて、
でもやっぱり「飲む」方が簡単で心地よかったり、新しい物を頑張って食べてお母さんに褒められて嬉しかったり。
いろいろな感情が交錯しているように思います。
カミカミ期に入ったからといって、固い物ばかりでは嫌がり・・・柔らかいものの中に一品固いものがあるとちょうど良さそう。
大人だってそうですよね。
毎日同じ物を美味しいと感じるとは限らない。
昨日食べた物は、今日食べたくない。
歯ごたえがあるものを食べたいとき、脂っこい物を食べたいときもあれば、あっさりした物が食べたい時もある。
プイッとされると、せっかく作ったのにと残念な気分になることもありますが、
「今日は○○が食べたいな」と、言えない赤ちゃんにとって、その反応は当たり前だなと思うのです。
頑張らない離乳食で大切なことは、停滞したり、元に戻ったりしてもガッカリしないこと。
モグモグ期の離乳食をだしても食べない時は、すりつぶしてごっくん期の状態にすると食べてくれたりします。
食べられたから良かった! くらいに受け止めて、もっと進めなきゃとかお母さんが気負わないことが大切だと思います。
食事は楽しむのが一番♪
1日1食から3食へ。おもゆからお粥~ご飯へ。
ゴールは赤ちゃんのペースにあわせて、少しずつ少しずつです(^^)
というわけで、今回は料理の写真がありませんでしたが、最後にスプーンをご紹介します。
出産祝いに頂いた、離乳食セットに入っていたスプーン。
最初は、こんなに微妙な大きさの違いで3種類も??と、不思議だったのですが
使ってみて必要性が分かりました。
一番下が平たくて初期の頃。
モグモグ期に入ると真ん中のスプーン。
完了期に近くなると、一番上のスプーンを使いました。
太さ・深さ・丸みと、少しずつ違うだけなんですが、赤ちゃんの口の動きや食べる料理によって用途が違ってくるんですね。
赤ちゃんグッズの豊富さと研究熱心さ。
使ってみて、ありがたみを感じる毎日です。
さて、次回はいよいよ最終回を迎えます!
記念すべき10回目は「完了期」の離乳食をご紹介しますね。
最後までどうぞよろしくお願いします。