
中耳炎の繰り返し。耳鼻科通いが大変
- お悩み
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長女が中耳炎になりやすい耳と言われ大変でした。治ったと思ったらまた中耳炎で耳鼻科通い…。今はまったくかかりませんが、何歳くらいまでかかりやすいんですか?
(鹿児島市 デビ小春)
専門家に聞きました

今回のアドバイザー
ませだ耳鼻咽喉科院長:間世田 佳子先生
ませだ耳鼻咽喉科院長。鹿児島大学病院勤務医を経て2020年開業。3男1女の母。
- ませだ耳鼻咽喉科TEL:099-208-3387
子どもは鼻と中耳(鼓膜の奥の空間)をつなぐ耳管が短くほぼ水平で、鼻の奥にいるばい菌(ウイルスや細菌)が中耳に到達しやすい構造。鼻水をすすると耳管からばい菌が入り、炎症を起こすのが中耳炎です。
免疫を獲得する2歳、耳管が長くなる3歳ぐらいを機にかかりにくくなります。アレルギー体質や体格が小さい、鼻すすり癖などがあると、3歳以降も繰り返す場合があります。
中耳炎の種類は?
大まかに分けて「急性中耳炎」と「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」があります。炎症を起こし、発熱や耳だれがある急性に対し、ばい菌感染が収まっても中耳の換気がうまくいかず、液がたまるのが滲出性。痛みがないので気付きにくいのですが、難聴になり、心身の発育に悪影響が出ることがあるので注意が必要です。
治療法は?
軽い中耳炎の場合、痛み止めや解熱剤を処方するぐらい。中等症・重症化すると抗生剤処方や切開となりますが、昔と比べて今は切開しなくても治る時代です。鼻の突き当たりにあるアデノイド(咽頭扁桃)が大きい場合は鼻水がたまりやすく慢性化しやすいので、切除する場合があります。
日常生活で気を付けることは?
鼻すすりしない、鼻水が出たら吸引することですね。家庭用もありますが、耳鼻科の医療機器で安全にスッキリ吸引できます。鼻水は、片方ずつやさしく鼻をかむ練習を。鼻にティッシュを詰めて飛ばす「鼻ロケット」がおすすめですよ。

先輩パパ・ママの応援メッセージ♪
娘が2歳の頃、中耳炎に。内科では分からず耳鼻科で分かりました。風邪の時の耳鼻科受診はオススメです。子どもは泣くだけで、気付くのが遅れる事もあります。抗生剤では治らず切開しましたが、その後は一度も中耳炎になっていません。
(鹿児島市 あんちゃん)
ミポルポ
フェリア編集長ミポの体験です
『年中鼻たれ、通院2年』
2歳の誕生日に超不機嫌な長男。中耳炎だった。年中鼻水を垂らし、4歳の今も相変わらずの耳鼻科通い。週に何回も通院するのは大変だったけど、そういえば最近、熱を出さない。成長したな~。
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