
200m2の「インペリアルスイート」
富裕層向けフロアや新しい婚礼を提案
昨年(2020年)10月、東棟10Fに誕生したクラブルーム。1部屋1泊100万円のインペリアルスイートや9万円のクラブエグゼクティブツインなどそろえる。
日本らしさ、鹿児島らしさを打ち出すことで、他の高級ホテルとの差別化を図った。
「女性デザイナーが企画・設計したこだわりの詰まった和モダン空間」と取締役営業本部長の渡千左代さん。
開放感のある大きな窓に、特注した木製の家具や装飾品、カーペットには錦江湾のきらめきや薩摩切子の模様を施す。
同時期にオープンした「フィットネスクラブ “動”-Do-」。トレーニングの本場アメリカから導入した、最先端マシーンをそろえる。
ニューヨーク発のシルクサスペンションでは、「インナーマッスルを鍛えることができます」と、トレーナー兼インストラクターの宮崎優さん。
クラブルームに続き、今後は全館のリニューアルに向け、順に西棟、中央棟と改修に着手する。
和・洋・中の各レストランが趣向をこらすテイクアウトメニューにも力を入れ、「城山の味」を家庭でも味わえるよう工夫を凝らす。
コロナ下、「安心できる式だった」と口コミが寄せられている「城山ウエディング」。延期などの相談に寄り添い、県外ゲスト向けにオンライン配信を始めたり、テーブルコーディネートを変えたりと工夫している。
コロナ禍、新しい結婚式の形を模索する。1席ごとにアクリルボードをセッティングした席でも美しく華やかに整えたい。
「今、式を挙げたい新郎新婦さまが安心できる提案を心がけている」とブライダル部の江口美久さん。「新しい結婚式の形を発信し続けたい」
SHIROYAMA HOTEL kagoshima
- 鹿児島市新照院町41-1[MAP]
- TEL:0570-07-4680(予約センター)受け付けは9:00~18:00
- HP/SHIROYAMA HOTEL kagoshima
- /@shiroyamahotelkagoshima
- /shiroyama_hotel_kagoshima
老舗・名店の挑戦
世代を越え歴史を紡ぐ老舗や、こだわりの品を提供する地域の名店。コロナ禍で試練にさらされながら、新商品開発や新業態への進出で生き残りを図っています。変化を恐れず新たな伝統や定番商品づくりを模索する、老舗・名店の挑戦を追いました。