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NICU入退院支援・専従看護師/母子の入退院から家族の絆作りサポート担う

クローズアップ NICU入退院支援 専従看護師  有村 こずえさん

※写真撮影のためマスクを外しています。

有村 こずえさん
(いまきいれ総合病院/鹿児島市)

早産児や病気を患う新生児などを受け入れる、新生児集中治療室(NICU)。いまきいれ総合病院は、長期入院が必要な子どもや母親の転院受け入れで、鹿児島市立病院の後方支援も担う。

命が最優先の現場だが、心のケアや入院前、退院後のフォローも欠かせない。「母子が帰宅後に孤立しないように」。コロナ下、支援の重要性は一層高まっている。

夢をかなえ17年、資格取得にも挑戦

「昔から子ども好き」と、新生児ケアや助産師に憧れたが、日本語教師というもう一つの夢を追い、高校卒業後はアメリカの大学へ留学を決めた。

「赤ちゃんに携わる仕事がしたい」。帰国後、生まれたばかりのめいっ子のかわいさにもう一つの夢がうずいた。

新生児医療に携わり17年目。「赤ちゃんの気持ちを想像しながらケアをする仕事が楽しい」と目を輝かせる。

10年前には県内で4人しかいない、新生児集中ケア認定看護師の資格を取得し、赤ちゃん目線の看護を学んだ。

「寝ている時に突然ご飯を出されても、大人だって不快に思うもの」と注射やミルクの時間は、睡眠覚醒を少しずつ促しながらタイミングを探る。

母子の安心を守る、入退院のつなぎ役

病棟と外来、母子と病院や地域の“つなぎ役”。週に1回は鹿児島市立病院に足を運び、転院前の母子の状態を確認する。

退院前には家庭環境や母親の性格まで考慮した上で、それぞれに合った制度や施設を紹介。保健師との顔合わせに立ち会うこともある。「赤ちゃんとお母さんを守るため、不安を1%でも減らして送り出したい」

多胎出産や早産に戸惑ったり、チューブにつながれたわが子を見て自分を責めたりと、患者の状況はさまざま。「成長していますよ」と積極的に声をかけ、時には療育やリハビリなど、次のステップを一緒に考え、支える。

今一番危機感を感じるのは「コロナの影響で、親同士がつながり、相談し合える場や、子育ての知識を学ぶ機会が減ったこと」。いまきいれ総合病院では、感染対策をした上で家族と赤ちゃんが触れ合える時間を作る。

病院にいる間は、赤ちゃんを家族の一員として受け入れるための準備期間。「家族全員が主体となって成長を見守ってほしい」と家族の絆作りを助ける。

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有村 こずえさん
プロフィール

鹿児島市生まれ。高校卒業後、アメリカ・ユタ州の大学へ2年半留学。帰国後、2000年久木田学園看護専門学校に入学。03年鹿児島市立病院入職、06年今給黎(いまきいれ)総合病院に入職。その間、09年から約1年間、北里大学(神奈川県)の看護キャリア開発・研修センターで研修を受け、新生児集中ケア認定看護師資格を取得。現在、いまきいれ総合病院内、地域連携室にて活躍。

今これに夢中です
「オンライン体験ツアー」

旅行会社HISのバーチャルツアーで、現地の案内スタッフとオンラインで会話を楽しみながら、2時間のオーストラリア旅を体験。世界一周したい。

資格について

看護師(新生児集中ケア認定看護師)
※小児在宅移行支援指導者研修受講

いまきいれ総合病院

鹿児島市高麗町に2021年1月1日に開院した新病院。通常外来は完全予約制をとる。

いまきいれ総合病院 外観


 

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鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

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