婚活をサポートするお二方に、「大切なこと」を伺いました

結婚は生活。焦りは禁物

• 結婚支援NPO法人Yellow Club理事長 川﨑 勝子さん

民間の結婚相談所勤務を経て、2004年に鹿児島初の結婚支援NPOを設立しました。

鹿児島の男性は県外に流出し、女性は地元志向。結婚の世話を焼く「きもいりどん」が減り、出会いの機会も減りました。

非営利でお見合いや婚活パーティーを支援し、年間５、６組の会員を成婚させてきました。

子の代わりに相談に来る親も多く、親同士のセミナーはいつも盛況。でも、親が前に出たらうまくいきません。できるのは背中をポンと押すことぐらいです。

結婚は生活そのもの。相手に高い条件を求めても、背伸びしないと釣り合わないなら苦しいだけ。

私自身、学歴や家柄で結婚を決められて苦しい思いをし、娘たち世代に不幸な結婚をさせたくないという思いで突き進んできました。

夫婦は、子どもがいなければ成り立たないわけではありません。
思い立てば、その時が適齢期です。結婚は出発に過ぎず、ゴールは「一緒にいていい人生だった」と最期に思えること。

焦らず、人間性を見て。人生は長いのですから。

NPO法人「Yellow Club」

• 鹿児島市紫原6-26-2 中島マンション205［MAP］
• TEL:099-286-0100　※留守電に繋がった時は折り返し連絡先などを残していただくとベター。

本気の出会い 紡ぐ場所

• 縁サポートJin 三枝 絵美さん

私も婚活経験者。30歳から婚活パーティーに参加し、知人からの紹介もありました。お付き合いしては別れ、またパーティーに戻ることを繰り返す日々。

「あと２年活動してもダメだったら婚活を休もう」と決意した38歳の時、結婚相談所（現職）のスタッフに「入会してみない」と声をかけられました。

一人目のお見合い相手が夫です。根性のある、きちんと私の話を受け止めてくれる人。結婚を前提に交際したいと自分から伝え、出会って3カ月でプロポーズを受けました。

8年間の婚活経験があったからこそ、迷わずに決めることができました。

お見合いはお茶会だと思って、気軽に会話を楽んでほしい。見た目や条件だけで判断せずに、何度か会う中で、話し合いができる相手か見極めることが大切です。

結婚相談所は本気の人が集まる場所。相性次第ではスピード婚もかないます。成婚する人は、人の話に耳を傾けられる人や、自分の心に素直で行動力のある人が多いように感じています。

結婚相談所「縁サポートJin」

• 鹿児島市中央町18-1 南国センタービル1F［MAP］
• TEL:099-256-6330
• HP／縁サポートJin

結婚相談所で出会った婚活女子のつぶやき…

成婚者💒

Aさん(32)：仕事と結婚考える契機に

30歳を機に入会、半年活動し成婚。食べること、飲むこと、料理が好きなので「食事の好みが合うこと」が譲れないポイント。

仕事が好きで、最初は自分の生活圏の人を…と思っていたのですが、相談所で「仕事は探せばある。その人は一人しかいない」とアドバイスされ、自分で自分にかけていた縛りが解けました。

Sさん(38)：視野を広げ、5カ月で成婚

「全会員に会ってみよう」というくらいの思いで、性格が合いそうな夫とお見合い。普段は出会わない職業の人ですが、毎日LINEを交換したり、１時間のつもりが２時間も話したりと、夫に夢中に。

結婚希望同士なので話が進むのは早く、入会して約５カ月後の11月22日（いい夫婦の日）に入籍しました。

婚活中💕

Tさん(30)：お互い真剣！焦り消えた

街コンやアプリで２年半ほど自力で婚活しましたが、いい人と出会えず。友だちがどんどん結婚して子どもも生まれ、焦りが募っていました。

入会の決め手は、無料相談で親身になって話を聞いてもらったこと。自力での婚活がとてもしんどかったので、結婚を真剣に考えている人と会える今は精神的に安定しています。

Ｙさん（36）：何でも相談できて安心

婚活パーティーや紹介で出会い、お付き合いをした人もいましたが、結婚の話をすると…いつも「え？」という反応でした。

結婚が前提の相談所では、気を遣わずに深い話ができています。お見合いの後は、相談所の方と振り返り、後悔しない選択ができています。デートの服装に迷った時は、写メを送って相談に乗ってもらうことも。

取材協力／縁サポートJin