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帖佐人形とは「素朴さの中に美を忘れない」ことだと、祖父に教わった

帖佐人形「おひなさま」

帖佐人形「おひなさま」

明るい未来へ、願いを込めて人形を作る…

子を抱く母親、力士、犬…。触れると伝わる土のぬくもりに、心が穏やかになる。

伝統的工芸品「帖佐人形」

伝統的工芸品「帖佐人形」

帖佐人形「力士」

力士

帖佐人形「犬」

鹿児島県の伝統的工芸品「帖佐人形」。朝鮮出兵の際、島津義弘が連れ帰った陶工たちが、故郷をしのび作った土人形がルーツとされる。

戦争などで途絶えたこともあったが、人々の健康と繁栄、平和を願い、長きにわたり作られてきた。

作り手の折田貴子さんは、帖佐人形の復興に力を尽くした故・折田太刀男さんの孫娘にあたる。

折田太刀男さん

折田太刀男さん

帖佐人形「折田太刀男さんの作品」

折田太刀男さんの作品

共に粘土遊びをした子どもの頃はもちろん、貴子さんが人形作りを継ぐと宣言してからも、いつも優しかったおじいちゃん。太刀男さん亡き後、伝統を一人で背負うプレッシャーを感じつつも「細く長く、素朴さの中に美を忘れず」という祖父の言葉を道しるべに、制作にいそしんできた。

帖佐人形「兜ささげ」と「犬抱き女」

貴子さんが若かりし頃に作った帖佐人形

帖佐人形作り手の折田貴子さん

作り手の折田貴子さん

土をこねて型を取り、干したものを素焼きし、下地を塗り、絵付け―。手間暇がかかる何重もの工程を経て、最後に目を描く。長いキャリアを持つ折田さんですら「今でも緊張する」と語るほど、最も重要で集中力の要る作業だ。

下の写真は「2020かごしまの新特産品コンクール」で奨励賞を受賞した「あまびえ」(2,750円)。

帖佐人形「あまびえ」

帖佐人形「あまびえ」

帖佐人形「あまびえ」

かわいい表情で色合いも優しい

パステルカラーの優しい色合い。若い人にも手に取ってもらえるようにと工夫しているそう。蒲生観光交流センター、県特産品協会ブランドショップで購入できる。

コロナ下をきっかけに、よりいっそう人形と向き合えるようになったという折田さん。「世の中が少しでも良くなるように」と新作「あまびえ」の制作に挑戦した。「何十年も大切にしていると聞くとうれしい。これからもかわいがってもらえるような人形を作って細く長く続けていきたい」

帖佐人形工房の庭

工房では木漏れ日の中で遊ぶ小鳥に目を細めることも

帖佐人形窯元

 

よかもんのススメ…

蒲生観光交流センター

日本一の巨樹として知られる「蒲生の大クス」や武家屋敷群など、歴史や文化の香りが漂う姶良市蒲生地区。町全体を包むのんびりとした雰囲気が散策にぴったりだ。

蒲生観光交流センター

蒲生観光交流センター

蒲生観光交流センター

姶良の逸品も販売

蒲生観光交流センターは、大クスがそびえる蒲生八幡神社の鳥居前にある。蒲生の歴史を紹介するパネル展示を行うほか、帖佐人形、龍門司焼、かもう紅茶など姶良の伝統工芸品・農産加工品を販売している。

蒲生観光交流センター「龍門司焼」

龍門司焼

蒲生観光交流センター「帖佐人形」

帖佐人形

蒲生観光交流センターで折田貴子さんの帖佐人形を販売しています。「あまびえ」も!

同センターの本山友子さんによると人気スポットはやはり大クスで「最近は、今まで知らなかったと県内の方もよく来られます」。

蒲生観光交流センターのスタッフさん達

山内いりえさん(左)と本山友子さん

蒲生観光交流センター「大楠グッズ」

人気の大楠グッズ

蒲生観光交流センター「施設内」

蒲生の歴史も

2021年3月14日まで「蒲生麓スマホdeスタンプラリー」を開催中。のどかな景色やおいしい食べ物で蒲生の魅力を味わって、オリジナルグッズをもらおう!

蒲生観光交流センター「施設内」

おいしそーな農産品も

蒲生観光交流センター

蒲生観光交流センター

蒲生観光交流センター

 

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