
おいしいごはんがある幸せを…お米にこだわったメニュー達を厳選
湯気とともに立ち上る「炊き立てごはん」の香り。「日本人で良かったぁ~」って思える一瞬! フェリアの特集「おいしいお米が食べたい」では、鹿児島のお米にこだわったメニューを厳選。
さぁ、最高のご馳走をご賞味あれ! おいしいごはん、あります。
料金は全て取材日現在のものです。
イルチプレッソ
ゴルゴンゾーラチーズのリゾット
天文館グルメ通りのイタリアンレストラン。オーナーシェフの古畑圭一朗さんがリゾットに使うのは、もみのまま熟成させた伊佐米の古米だ。
「そもそもイタリアには新米がない。伊佐米を使うのは味はもちろん、出身の伊佐が大好きだから」。
決め手はアルデンテに仕上げること。水分量が少なく煮崩れしにくい古米が適している。
上の写真は伊佐米を使ったゴルゴンゾーラチーズのリゾット。リゾットは煮る時は極力米を動かさず、最後に鍋を「オンダ(イタリア語で波)」のように動かして仕上げる。
下の写真はスプリ(ライスコロッケ)。
イタリアで13年間修業、トスカーナの一つ星レストランでシェフを務めた古畑さん。鹿児島の食材を使い、「イタリア人が食べてうまいものを」と本場の味にこだわる。
イルチプレッソ
- 鹿児島市東千石町8-9[MAP]
- TEL:099-222-1713
- 営/18:00~L.O.20:30(要予約。メニューはコースのみ)
- 休/月曜とメニューが変わる前の火曜
- HP/ristorantino Il Cipresso
- /@IlCipresso
- /ilcipresso

田中カレー
メンチカツカレー
10種のスパイスを使ったカレーが評判。今の時季は伊佐米ヒノヒカリの新米で堪能できる。「ルウによく絡むようにご飯は少し硬め」と代表の田中圭介さん。「自宅でもカレーの日は普段よりも5%ほど少ない水で炊いてみて」と勧める。
看板メニューは「メンチカツカレー」。黒豚モモ肉のミンチを使ったメンチカツはふわっと柔らかく、肉のうま味がしっかり。甘み、辛み、酸味が絶妙なカレーとの相性も抜群。「おいしいことをやっているだけ」。実直な田中さんの思いをひと皿に込める。
田中カレー
- 鹿児島市山之口町1-10 鹿児島中央ビル地下[MAP]
- TEL:099-224-8881
- 営/11:00~21:00
- 休/日曜、祝日
- /@tanaka622

チカバノ食堂
豚のしょうが焼(ランチ)
ランチの定食や、夜メニューの定食「夜ごはん」で、こだわりの白飯を味わえる。
代表の伊地知将郎さんが2013年に開店した。「鹿児島で一番の出来」で「精米から3日以内」という湧水米ヒノヒカリ、伊佐米あきほなみを、山口米店(霧島市隼人町)から仕入れ、米店に「そこまでやるのか」と言わせるほど、米の状態に合わせたとぎ方や水加減を徹底する。
つやりと光るご飯を口にすると、甘みがふんわり。ランチタイムはご飯おかわり1杯サービス。「自慢の白飯をおなかいっぱい味わって」
チカバノ食堂
- 鹿児島市名山町4-1 名山ビル地下[MAP]
- TEL:099-226-3432
- 営/11:30~14:30、18:00~24:00
- 休/日曜 翌月曜が祝日の場合は営業、月曜が休み
- HP/チカバノ食堂
- /@chikabano.syokudou
- /chikabano_shokudou

莫逆
ばくげき
サンマの塩焼き+ご飯セット
かまどに並ぶ羽釜のふたを取ると、湯気とともに立ち上る新米の香りに包まれた。「ああ、日本人で良かった」と思わずつぶやく。ツヤツヤのご飯にみそ汁、魚の塩焼きがあれば最高のご馳走だ。
2002年の開店時から大口の米にこだわり、炊きたてご飯にこだわる。「米の状態で水分量や火加減を調整している」と3年前に経営を引き継いだ白澤拓也さん。「炊きたてご飯と新鮮な魚。その季節季節でおいしいものをシンプルに直球勝負したい」。魚類市場へ毎朝出掛け、少しでもうまい魚をと目利きする。
莫逆
- 鹿児島市下荒田3-38-18-1F[MAP]
- TEL:099-255-3692
- 営/18:00~L.O.22:30 (昼は弁当・テイクアウトあり 要予約)
- 休/月曜
- /bakugeki2002

料金は全て取材日現在のものです。