
今宵は『舞田』にて
ライター鯱の酒場放浪記(鹿児島市中町)
おでんを薦められた店は、服飾ビルの4階。郷土料理店で料理長を務めた店主の舞田彰さんが「隠れ家のような店を」と3年前に独立した。
百貨店が近く、常連客は買い物帰りの婦人も多い。「料理が良ければ場所はどこでもいい」と自信をのぞかせた。
メニューに「おでん2種+スペシャル大ジョッキビール」(500円)がある。通常、容量555mlの大ジョッキビールは720円、おでんは150円~なのに、目を疑う安さ。
「景気づけに1カ月限定で始めたら大人気。今年いっぱい続けようかな」。
2種のおでんは牛すじと大根。ほんのり甘いだしがじわっと染みる。
「米なす」(200円)を追加すると、なすが大根おろしときざみのりで飾られ、その味わいにおでんの概念が吹き飛ぶ。
帰路は静寂のアーケード街。秋雨を聞きながら体はぽかぽか温かかった。
- 酒場DATA ※価格は税抜き
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- ビール:生ビール/560円
- 焼酎:1杯/360円
- 飲み放題コース:4,500円~(税込み)
- 飲み放題のみ:1,800円
- ビールも飲み放題:1,800円
- 女ひとり酒レベル:紫 紫帯
- お手洗い:洋式
※女ひとり酒レベルは、ライター鯱の主観です。
白帯 :女ひとり酒の客多し
紫帯 :ドアを開けば笑顔で歓迎
茶帯 :1回行けば、あら平気♪
黒帯 :女は度胸! 心が強いのか鈍感なのか