
今宵は『たん㐂』にて
ライター鯱の酒場放浪記(鹿児島市山之口町)
居酒屋のはずだがモダンな店構えにたじろぐ。店主の川崎裕一さんがビール会社を早期退職、妻の久美子さんとともに令和の始まりの日に開いた。「居抜き店舗だから」と、前のテナントだったカフェバーの雰囲気を残す。
8席のカウンターに肉じゃが、肉どうふ、すじこんの大皿が並ぶ。これらの料理2品と飲み物1杯で1,200円。
おすすめメニューから「かんぱちカマ塩焼」(700円)と、豚肉で野菜を巻いた「野菜巻き串」(250円~)を注文すると、裕一さんの冗舌がピタリとやみ「全部僕の担当だ」とつぶやいて厨房へ消えた。料理は久美子さんと分担する。
店にあるケージに夫妻の愛猫グレがいる。臆病だというグレを驚かさないよう過ごすつもりが、酔うと声量が大きくなるのはなぜだろう。ちらりとケージをのぞくと、あきれ顔が見えた。
- 酒場DATA ※価格は税抜き
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- ビール:生ビール/450円
- 焼酎:1杯/350円~
- 飲み放題コース:3,500円
- 飲み放題のみ:なし
- ビールも飲み放題:上記の料金でOK
- 女ひとり酒レベル: 白帯
- お手洗い:洋式
※女ひとり酒レベルは、ライター鯱の主観です。
白帯 :女ひとり酒の客多し
紫帯 :ドアを開けば笑顔で歓迎
茶帯 :1回行けば、あら平気♪
黒帯 :女は度胸! 心が強いのか鈍感なのか