
メイクアップアーティストのヒラノマリナです。
美に関する事はもちろんですが、海外での生活や、アシスタント時代の生活のことなど、
鹿児島-東京-NYでの生活で得た経験を、幅広く連載していきたいと思います!

人生には無駄はない!! 必ず自分には必要な時間
初めて【ヘアメイクという仕事】を知った東京時代
昔からヘアメイクが夢だったんですか? と質問されることがあります。
鹿児島にいる時から、専門学校を卒業するまで、
ヘアメイクという仕事があることすら知りませんでした。
学生時代は、自分がキレイになることにはそんなに興味がなく、
どうやって人を笑わせるかを常に考えていた日々だった気がします(笑
高校時代は、ちょっと暴れん坊将軍だったため、
その当時の気持ちを具体的に覚えていないのですが、
『手に職をつけた方がいい』という先生のお言葉
『CGが凄かった映画のMASKが大好きで、ホラー映画になぜかはまっており、特殊メイクに興味があったこと』
『鹿児島から出て都会に住みたい気持ち』
『親戚が美容師だったこと』
という理由から、東京の美容専門学校行きを選んだと思います。

いざ東京へ・・・
お母さん、事件です!?
念願の東京生活!!!!
テレビの中で見ていた景色が広がり、胸がワクワクきゅんきゅんしたのを思い出します。
県外の友達ができて楽しい日々。
アルバイトしたり遊んだり、学生生活を満喫していました。

そんな中、美容専門学校のクラス内で、お金がなくなる事件がありました。
学校を休みがちだった私は、クラスのほとんどから犯人だと疑われました。
たまたま次の日は、卒業アルバムの撮影日。
あまりのショックに学校には行けませんでした。
真っ先に母に相談。
母は、同情するわけでもなく私が悪いと叱ってくれました。
「あなたの普段の態度がそうさせたのよ。あなたの姿勢で無実を証明しなさい」
そこから私の人生は変わりました。
猛勉強の日々。卒業。
そしてヘアメイク事務所に就職
実はその頃、すでに学校の単位が足りてなかったのですが、
必ず資格をとって卒業する!と心に決め、そこから猛勉強。
着付師の免許・美容師免許を無事取得して卒業しました。
卒業アルバムのクラス写真には写ってないのですが、
クラスのページは私が担当。
上手ではないですが、描いたり切ったり貼ったりして、
楽しいクラスのページをデザインしました。


将来の夢には
「渡米 New York」
と書きました。
そのころから、1ヶ所にとどまる性格ではないと思っていたので、
美容師の道ではなく、ヘアメイク事務所に就職。
卒業してすぐ、修行時代がはじまりました。
その当時は、とても辛い出来事でも、
あの事件のおかげで、今の私がいます。
あの気持ちがなければ、今もヘアメイクを続けていなかったと思います。
そして、当時私を信じてくれた友人は、
今も大の仲良しです。
人生には無駄はない!
必ず自分には必要な時間だと言い聞かせています。
ヘアメイク事務所での修行がはじまりました。
そこからの日々は、また次回・・・