
栗どら焼き
洋風にアレンジしても楽しめる…
どら焼きの生地を焼くと、台所は甘い幸せな香りに包まれます。世代を超えて愛される和菓子に、秋の味覚の栗を合わせました。
手土産用はおなじみの和風に、家で食べるならカスタードクリームや生クリームをトッピングして洋のオープンサンド風にとアレンジも楽しめます。
栗どら焼きレシピ
- ~材料~(直径8cmの菓子約6~7個分)
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- 卵:2個
- 砂糖:90g
- 蜂蜜:小さじ1
- みりん:小さじ1
- 重曹:小さじ1/2(水小さじ1に溶かす)
- 薄力粉:100g
- サラダ油:適量
- 基本のどら焼き
- 粒あんまたはこしあん:200g
- 栗の甘露煮または渋皮煮:6~8個分(栗は1cmにカットし、あんにまぜ込む)
- オープンサンド風のどら焼き
- 粒あん:200g
- 生クリーム:100g(冷やして砂糖大さじ1を加え、泡立てておく)
- 栗の甘露煮または渋皮煮:10個分(大きいものは5個を半分に切る)
- カスタードクリーム
- 卵黄:2個分
- 砂糖:60g
- 薄力粉:20g
- 牛乳:200ml
- 生クリーム:50ml
- ~カスタードクリームの作り方~
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- 鍋に卵黄を溶いて砂糖を加え、薄力粉を振るい入れよくまぜる。
- 電子レンジ(600W)で1分温めた牛乳を少しずつ①に加える。中火でまぜ続け、ふつふつしてきたら弱火にして1分まぜて火から下ろす。
- 密閉容器に入れて冷やし、使う直前に生クリームを加えよくまぜる。
- ~生地の作り方~
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- ボウルに卵を溶き、砂糖、蜂蜜、みりんを加え、生地が白っぽくもったりするまで泡立てる。
- ①に重曹を溶いた水を加えよくまぜ、薄力粉を振るい入れ、さらによくまぜ合わせる。
- ②を冷蔵庫で30分休ませてから大さじ1~2の水を加えまぜる。
- ホットプレートかフライパンに油数滴を引き、空焼きしてからキッチンペーパーで油を拭き取り、③を大さじ1~2、直径8cmに円く広げ、ふつふつするまで90秒ほど焼く。裏返して30秒ほど焼き、取り出してぬれ布巾をかけておく。
- ~基本のどら焼き仕上げ~
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- 栗入りのあんを等分し、生地の中央に挟んでラップで包みなじませる。
- ~オープンサンド風のどら焼き仕上げ~
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- 生地にあんを30gぐらい、カスタードクリームを適量のせ、生クリームを口金で絞り出し、栗を飾る。皿に盛り、生地を1枚添える。
料理制作・監修

松﨑直子さん
薩摩川内市生まれ。夫の転勤に伴い県内離島含む10市町村に移住を重ね、現在は故郷の薩摩川内市で夫との2人暮らし。
暮らしの一部になっている料理・お菓子作りは「家族や友人との大切なコミュニケーションツール。調理は旬の食材と四季が頼りの独学です」と語る。
温もりを感じる美しい料理の数々は、写真共有サイトInstagram(インスタグラム)で19,000フォロワーから支持されている。
松﨑直子さんのEssay
9月9日は五節句を締めくくる重陽の節句です。七草、桃の節句、端午の節句、七夕に比べるとなじみの薄い行事ですが、「陽を重ねる」という文字に表されるように長寿や繁栄を願い祝う大変おめでたい日であると、近年は意識するようになりました。
菊の節句、栗の節句ともいわれ、昔は収穫祭のごちそうが並んだそうです。菊酒や栗ご飯などで収穫の秋を先取りし、食卓で家族の健康や幸せを祝うのも良いものです。
今年も実家の栗の収穫を楽しみに、栗の水ようかんレシピを紹介します。
栗の水ようかんレシピ
- ~作り方~
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- 500ml牛乳パックの側面を切り取りセロハンテープで留めて箱型する。
- 水125mlに寒天粉1g(小さじ1/2)を加え火にかけ、沸騰したら中火で約1分煮立たせ火を止めて、こしあん150gを加えよくまぜる。
- 型に流し込み栗の甘露煮(6~8個)を並べ、冷蔵庫で1時間冷やす。寒天粉の代わりにアガーを使う場合はメーカー指定の分量に従ってください