
今宵は『清美軒』にて
ライター鯱の酒場放浪記(鹿児島市千日町)
ギョーザとビールを楽しみに通う天文館の中華料理店。67年前に先代が築いた店を、武田清則さん・尚子さん夫妻が継ぐ。
1階のカウンター5席は常連客で埋まり、普段は2階のテーブル席か3階の座敷に通される。憧れのカウンター席に座ると、隣の紳士は「数十年前から週2~3回は来る」。筋金入りの常連さんだった。
ニンニクとニラが効いた「焼ギョーザ」(480円)は口にするたびうなるうまさ。常連さんが勧める「焼豚」(820円)とビールでほろ酔いになると「今日は3階で宴会があるから」と料理のおこぼれが。
鯛のカルパッチョ、ポテトサラダ、う巻きの彩りが美しい。清則さんは「女性ウケする料理もちゃんと作るんだよ」とニカッと笑った。常連さんは「食いしん坊が作る料理だから何でもおいしい」と、妻への手土産を手に朗らかに雨の街に消えた。
- 酒場DATA ※価格は税込み
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- ビール:中瓶/570円
- 焼酎:1杯/230円
- 飲み放題コース:3,850円
- 飲み放題のみ:要相談
- ビールも飲み放題:飲み放題コース料金でOK
- 女ひとり酒レベル: 紫帯
- お手洗い:和式
※女ひとり酒レベルは、ライター鯱の主観です。
白帯 :女ひとり酒の客多し
紫帯 :ドアを開けば笑顔で歓迎
茶帯 :1回行けば、あら平気♪
黒帯 :女は度胸! 心が強いのか鈍感なのか