この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

くらし・住まい
フェリアフェリア

マンション上階が騒々しくて困る時の対応 | 弁護士の法律Q&A

Q

私はマンションに住んでいます。上階の若い夫婦の子供が毎日走り回って運動会状態で、騒音に悩まされています。どのように対応すればよいですか。

A

限度を過ぎた騒音には損害賠償や差し止めの請求ができます。ただし、話し合いが基本です。

マンションでは、同じ建物内に多くの世帯が暮らしているわけですから、多少の生活音は避けられません。騒音については明確な基準があるわけではなく、音の感じ方は人それぞれ個人差がありますから、どこからが違法となるかは難しい問題です。

実際の裁判では、騒音が社会共同生活を営む上で当然受忍すべき限度を超えている場合には、損害賠償や差し止めが認められています。限度を超えているか否かは、マンション自体の防音性能、客観的な音の大きさや発生時間、音が出ている理由などを総合的に考慮して判断されます。

例えば、マンションの防音性能が低く子供が深夜まで長時間連続して走り回る音を発生させたケースでは、両親が必要なしつけや対策を取らず、また下階からの申し入れにも不誠実な対応を取ったとして、父親に対して慰謝料の支払いを命じています。また、夜に40デシベル以上の騒音(幼稚園児の足音)が生じていたケースで、慰謝料と騒音の差し止めを認めた例もあります。

このように、限度を過ぎた騒音に対しては損害賠償や差し止めの請求が可能です。しかし、裁判になるのはやはり極端な例です。まずは上階の方へ事情を具体的に説明し、改善を求めることが大切です。改善を求められた側も、どのように対応したかどうかは後々の裁判で問題になりますから、誠実に対応すべきでしょう。管理組合に下階への配慮を求める掲示をしてもらうなどの対策も有効です。

お静かに

法律Q&A

教えてくれた人

弁護士法人あさひ法律事務所 鹿児島事務所 牧瀬 祥一郎 先生

牧瀬法律事務所
弁護士:牧瀬 祥一郎さん

2017年4月より牧瀬法律事務所に名称変更致しました。過去の事例や費用についてご覧いただけます。
 牧瀬法律事務所 鹿児島     で検索

この記事のシリーズ Series of this article

弁護士・牧瀬に学ぶ 法律Q&A

暮らしの中での様々な悩み事・・。「これって法律上はどうなの?」といった悩み事を、Q&Aの形で、弁護士の先生が分かりやすくお答えします。
これまでのシリーズ【私を守る 法律のはなし】はこちらからどうぞ!

記事一覧を見る

こちらの記事もどうぞ