
きらめく薩摩切子、しっとり輝く錫器…鹿児島の伝統工芸を体験
県内には16世紀末以降に薩摩藩島津家によって産業として興された錫製品、薩摩切子など長い歴史を持ち、職人によって技術が継承されてきたさまざまな伝統工芸品があります。緻密な手仕事の魅力に触れられ、製作体験もできる施設を紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、体験可能日・内容等変更になる場合があります。
薩摩びーどろ工芸
切子職人の気分でオリジナル作品を
グラスや酒器などの薩摩切子を製造、展示販売し、工房を見学できるほか、さまざまな体験メニューをそろえています。下描きに沿ってガラスを削り、グラス(2,750円~)やストラップ飾り(1,100円)、キーホルダー(1,320円)などに模様を入れるガラスカット体験は職人気分を味わえます。
絵や文字を描いて切り抜いたシールをガラスに貼り、砂を吹き付けて模様を入れるサンドブラスト体験では、オリジナルのペーパーウエート(1,650円)やグラス(2,750円)を製作。風鈴の絵付け体験(1,320円)やフォトフレームにガラスチップを貼り付けて飾る工作体験(550円。ガラスチップは1個33円~)は子供に人気です。
所要時間はいずれも30~40分で先着順、10人以上は予約が必要です。
薩摩びーどろ工芸
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薩摩錫器工芸館
錫器の歴史を知り、皿作りを体験
県指定伝統的工芸品の薩摩錫器を製造・販売する岩切美巧堂が、創業100周年を記念し2016年にオープン。円盤状に鋳造された錫の裏にイニシャルなどを彫り、縁を金づちでたたいて器の形に仕上げる錫皿製作を体験できます。
体験後は、錫器の歴史や製造工程を映像で学び、その間に職人が錫皿を磨き上げてくれます。前日までに予約が必要で、料金は1人(1皿)3,300円。定員は40人で企業研修など団体でもよく利用され、工房見学もできます。
施設内にはショールームもあり、茶器や酒器、置物など約300種類の作品が展示・販売され、明治時代からの作品も資料として残されています。
薩摩錫器工芸館
- 霧島市国分中央4-18-2[MAP]
- TEL:0995-45-0177
- 営/8:00~12:00、13:00~17:30(日曜は9:00~12:00、13:00~17:00)
- P/15台
- 休/12/31~1/3
- HP/錫の殿堂 薩摩錫器工芸館
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