
カツオのレアカツ
縁起の良い魚「カツオ」をフライに…
男子の健やかな成長を祝う端午の節句の頃、初ガツオのおいしい季節を迎えます。カツオは「勝男」に通じ、大変縁起の良い魚とされています。半生に仕上げたカツオフライのおいしさを、フレッシュトマトの爽やかなソースで味わってみてください。
カツオのレアカツ
- ~材料~(2人分)
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- カツオ刺し身用柵:200g
- 薄力粉:大さじ1
- 卵:1個
- パン粉:1/2カップ
- 酒、塩・こしょう:適量
- サラダ油:約200ml(フライパンの2cm深さぐらい)
- フレッシュトマトソース
- トマト(大):1個
- ニンニク:1片
- タマネギ:1/2個
- パセリ:適量
- オリーブ油:大さじ1
- 白ワインまたは料理酒:大さじ1
- 粒コンソメ:小さじ1
- 砂糖、塩・こしょう:適量
- レタスなど好みの野菜
- ~作り方~
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- カツオは2つに切り分け、酒、塩・こしょうを振っておく。
- ①の水気を拭き取って薄力粉をはたき、溶き卵を付けてパン粉をまぶす。揚げるまで冷蔵庫で冷やしておく。
- フレッシュトマトソースを作る。トマトは皮を湯むきし1cmの角切りに、ニンニク、タマネギ、パセリはみじん切りにする。
- フライパンにオリーブ油を熱し、ニンニク、タマネギの順にしんなりするまで炒め、トマト、白ワイン、粒コンソメ、砂糖、塩・こしょう、パセリを加えてさっと炒めながらあえて器に取り上げる。
- フライパンにサラダ油を入れ180度に熱し、②を入れてこんがり色付くまで30秒ぐらいずつ裏返しながら揚げ焼きにする。
- ⑤の油をよく切り、包丁で食べやすい大きさに切って皿に盛る。④を添え、好みの野菜を盛り付ける。
料理制作・監修
松﨑直子さん
薩摩川内市生まれ。夫の転勤に伴い県内離島含む10市町村に移住を重ね、現在は故郷の薩摩川内市で夫との2人暮らし。
暮らしの一部になっている料理・お菓子作りは「家族や友人との大切なコミュニケーションツール。調理は旬の食材と四季が頼りの独学です」と語る。
温もりを感じる美しい料理の数々は、写真共有サイトInstagram(インスタグラム)で19,000フォロワーから支持されている。
Instagram/@komugi3955
松﨑直子さんのEssay
端午の節句にショウブやヨモギを飾る風習を知ったのは大人になってからでした。男性は夫のみのわが家にはこいのぼりもなく、季節の設(しつら)えにと毎年紙のかぶとを折るのが楽しみでした。最近は折り紙を春巻きの皮に置き換え、スイーツや総菜に変身させる楽しみ方も加わりました。
春巻きの皮で作るかぶと
春巻きの皮で一般的な折り方でかぶとを作り、水溶き片栗粉で接着しながら頭の入る部分に具材を詰め、最後の三角の折りで具を覆うようにして内側に押し込み水溶き片栗粉を付けてふたをします。
春巻きのサクサクパイは詰める具材を選びません。お薦めは芋あん、リンゴ煮、小豆あんなどのスイーツ系のほか、ポテトサラダ、ひきわり納豆と梅肉、ミートソースやドライカレーとピザ用チーズなど、アレンジも自在です。フライパンに多めの油を熱してこんがり揚げ焼きにするか、はけでごま油を塗りオーブン(200度)で約12分(オーブントースターなら途中裏返しながら約8分)色付くまで焼いてもよいです。
5月の休日、食材でかぶとを作り、家族で食卓を囲むのも楽しいかもしれません。