
いちき串木野市の7店舗が味を競う「まぐろラーメン」
熱々スープで変化するマグロの赤身…
透き通る熱々のスープに、特製ダレに漬けたマグロをのせれば、少しずつ赤身の色が変わり―。レアのままいただくか、もう少しスープにくぐらせるかは好みで…。上品なうま味が口いっぱいに広がる。喉ごしの良い縮れ麺に合わせるのは、マグロの頭で取っただし。
「味工房みその」のまぐろラーメンは、野菜や和風白だしを加えたあっさり塩しょうゆ味。魚特有の生臭さはない。「みその」は、串木野まぐろラーメン共栄会の立ち上げ時から携わる。
19年前…「マグロで町おこしを」
同会の始まりは19年前。新幹線開通を前に、観光協会から「マグロで町おこしを」と声が挙がった。いちき串木野市は、遠洋マグロはえ縄漁船の船籍数日本一。マグロの町として栄えたが、水揚げ量は減り、関連商品もなかった。
試行錯誤…1,700食を2日で売り切った
「当時はラーメンブーム。製麺会社として商品開発に携わり、試行錯誤の日々だった」と、開発メンバーの一人、イシマル食品専務の松田淳さんは振り返る。スープベースとトッピングにマグロを使うことを総意とし、「スープ用の頭はスライスして、表面をあぶることで臭みを消した」。
1年後、「串木野マグロフェスティバル」では1700食を2日間で売り切る。「行列ができるような味を」という開発初期の夢をかなえた。
7店舗が個性を競う「食べ比べ楽しんで」
7店舗、それぞれがベースのマグロスープに個性を加え、オリジナルの味で勝負。共栄会会長を務める「酔匠の里」店主の﨑野正邦さんは、東京や博多でラーメン修業の経験があり、とんこつみそ味のまぐろラーメンを生み出した。「食べ比べを楽しんで」
串木野まぐろラーメン共栄会(イシマル食品内)
- いちき串木野市西薩町17-9[MAP]
- TEL:0996-32-2061
まぐろラーメンMAP

まぐろラーメンマップ
味工房 みその
- [MAP]
- TEL:0996-33-0808
ゆのまえ食堂
- [MAP]
- TEL:0996-32-3340
大衆中華 蘭蘭
- [MAP]
- TEL:0996-32-8768
居酒屋 酔匠の里(花もん)
- [MAP]
- TEL:0996-32-1197
みその食堂
- [MAP]
- TEL:0996-33-6321
和風レストラン和楽路
- [MAP]
- TEL:0996-32-0781
まぐろの館 松榮丸
- [MAP]
- TEL:0996-29-5517
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各店舗の営業時間、定休日などが変更になる場合があります。