
ウー ファルシ
おもてなしにピッタリのお手軽フレンチ♪素材を変えてアレンジを
「ファルシ(ファルシー)」は詰め物料理のことで、トマトやピーマン、ズッキーニなどの食材に好みの具材を詰めて、味の調和と見た目の美しさを楽しみます。
ゆで卵に詰め物をした「ウー ファルシ」は、手軽な食材でおもてなし料理や気軽なフィンガーフードが作れます。
アンチョビ、ハム、カニ、ツナ缶、エビなど好みのトッピングでアレンジしてください。
ウー ファルシ
- ~材料~(12個分)
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- 卵:6個 ※常温に戻しておく
- マヨネーズ:90g(好みで加減)
- 酢:大さじ1
- 塩:小さじ1
- 塩・こしょう:適量
- トッピング:サーモン
- スモークサーモン&ラディッシュ&イクラ
- 好みのハーブ(パセリのみじん切りでも可):適量
- トッピング:生ハム
- 生ハム&ミニトマト&アーモンド
- 好みのハーブ(パセリのみじん切りでも可):適量
好みの食材を盛り付けてください。絞り袋はビニール袋でも代用できます。
- ~作り方~
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- ゆで卵を作る。鍋に卵が漬かるくらいの水を入れ、酢、塩(小さじ1)、卵を入れ火にかける。
- 強火で2分間、ひびが入らないように注意しながら箸でまぜ、沸騰したらコトコト沸くくらいの弱火にして11分ゆでる。
- ゆで上がったら10分ぐらい氷水に漬け、粗熱を取る。
- 卵の殻をむき、上下を少し切り落として真ん中から半分に切る。
- 黄身を取り出し、細かく裏ごししてマヨネーズと合わせ、塩・こしょうで味を調え、滑らかなクリーム状にする。絞り袋に入れ、白身に絞り、トッピングを飾る。
料理制作・監修

寺地貴子さん
鹿児島市生まれ。大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、鹿児島サンロイヤルホテルに入社。若手登竜門と呼ばれるトックドール料理コンテストで九州初の女性優勝者となる。
その後、東京やフランスの一流レストランで研修を積み帰国後、鹿児島市東千石町に完全予約制のフレンチレストランと料理教室を兼ね備えたTable de Chic(ターブル・ド・シック)を開業。
オーナーシェフを務める傍ら、1級フードコーディネーターとして料理教室講師、食育活動、フードスタイリング、商品開発など食の幅広い分野で活動中。
Facebook/寺地貴子 cooking activity
HP/ターブル・ド・シック
寺地貴子さんのEssay
「ウー ファルシ」に欠かせない調味料のマヨネーズ。そのエピソードとして有名なのが、18世紀半ばのフランスのルイ15世時代の話です。
フランスとイギリスの間で戦争が起こり、フランス軍は地中海のスペイン領ミノルカ島を占領しました。そこでフランス人は、あるおいしいものを発見!ミノルカ島に古くから伝わる、卵と酢で作ったソースでした。
占領軍が帰国したとき一緒にパリに持ち帰ったマヨネーズソースはその後、ヨーロッパ各地に伝わり、アメリカ大陸、そして日本にも伝わったといわれています。
私の料理教室でも、マヨネーズをアレンジしたソースは人気です。サラダや揚げ物にぴったりのソースを紹介します。
簡単レモンマヨネーズ

- ~材料~
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- マヨネーズ:50g
- 牛乳:大さじ1
- レモン汁:小さじ1弱
- ~作り方~
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- すべての材料をボウルに入れ泡立て器でよくかきまぜ、塩・こしょうで味を調える。