
豚骨入りおでん
寒い季節に鹿児島の味。豚骨入りおでんでぽかぽかに♪
寒くなってくると、ことこと煮込んだおでんが恋しくなります。
わが家は鶏肉や豚肉に旬の野菜を加え、その時々でみそやしょうゆで味付けを変えています。今回は年末年始にもよく作る豚骨を入れたおでんを紹介します。骨付き肉を使うのでだしも一段とおいしくなります。
ゆっくり冷ますことで味が染みるので、いったん冷まして食べる直前に温め直しましょう。
豚骨入りおでん
- ~材料~(直径28cmの土鍋分)
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- 豚骨(スペアリブ):600g
- ダイコン:1/2本
- ジャガイモ(メークインが煮崩れしにくい):4個
- ゆで卵:4個
- こんにゃく:1枚
- 大豆もやし:1袋
- 厚揚げ、さつま揚げ、餅入りきんちゃく、結びしらたき:各4個
- ちくわ:2本
- ゴボウ、ニンジン:各1/4本
- 練りがらし:好みで
- だし汁(かつお節とだし昆布):1600~1800ml
- 薄口しょうゆ:大さじ6~8
- みりん:大さじ4~6
- だしの取り方
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- 鍋に水2Lとだし昆布(10cm)2枚を入れて30分ほど置き、火にかける。
- 沸騰し始めたら昆布を取り出し、かつお節(30g)を加えてひと煮し、火を止めてこす。
量は具材がしっかり漬かる程度が目安。多めに取っておくと、汁の量が減ったときに継ぎ足せるので便利
- 下準備
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- フライパンを中火で熱し、油を引かずに豚骨を並べ表面が白くなるまで焼きつける。ざるに取り上げ、熱湯を回しかけて余分な脂を落とす。
- 厚揚げ、さつま揚げ、餅入りきんちゃくは熱湯で1、2分ゆでて油抜きする。
- こんにゃくは塩もみをして、水で洗って熱湯で5分ゆで、三角形に切る。
- ゴボウとニンジンはちくわと同じ長さで1cm角の拍子切りにして、ちくわに詰める。
- ダイコンは3cm幅の輪切りにし、厚めに皮をむき面取りをして十字の切り込みを入れる。
- ジャガイモは皮をむき、水にさらす。
- 大豆もやしは根を切り、さっとゆでてざるにとって冷まし、数本ずつ束にして結ぶ。
- ~作り方~
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- 鍋に練り物、大豆もやし以外の具材、だし汁、調味料を入れ火にかける。煮立ってきたら弱火にし、落としぶたをして40分ほど煮込む。
- ①に練り物を加え、落としぶたをして約20分煮込む(途中で大豆もやしも入れる)。
- 豚骨の肉の部分に竹串を刺し、すっと通るぐらいに軟らかくなったら火を止める。
料理制作・監修

鎌下直子さん
鹿児島市生まれ。夫、息子、娘の4人家族。
料理好きの祖母や料理講師だった母の影響もあり料理の道へ。出産後、日々の食の重要性を再認識し、食生活アドバイザー、国際薬膳食育師、アスリートフードマイスターなどを取得。レシピ開発や学校・企業での料理講師に携わる。
「家ごはんを大切に」をモットーに食育、伝統料理、料理法、栄養などあらゆる切り口から食スタイルを提案している。
鎌下直子さんのEssay
息子が野球を始めた9年前、初めて「食トレ」という言葉を聞きました。ハードな練習に耐え、体を強くするために食事はとても大切なものですが、その量に戸惑うことも多く、より深く知りたいとアスリートフードマイスターの資格を取得しました。

アスリート飯(ビビンバ丼)
体力を強化するメニュー作りや補食のタイミングなど、私にもサポートできることがたくさんあり、チームのお母さんたちと集まってはご飯作りでした。
アスリート飯といっても、基本は普段の家ご飯。ボリュームやバランスを考えれば十分アスリート飯になります。夏は酸味のきいた丼物やフルーツ、冬は豚骨いっぱいのおでんが人気で、勢いよく食べる姿を見ると、どこかほっとします。
おいしく食べることは体を強くするのはもちろん、明日も頑張ろうと思える源。食が与える力は大きいと感じます。心も体も元気になるごはんを今後も発信していきたいと思っています。