
鹿児島市内の気になるパン屋5選。朝食・ランチ・おやつにいかが?
焼き立てのパンの香りに誘われ扉を開けば、こんがりと焼けた生地にうっとり。職人のこだわりを聞けば、おいしさも倍増です。魅惑のパンの世界へようこそ。
掲載順は開店時刻の早い順です。
ミカエル堂
家族で守る昔から変わらない味
クリームパン、あんパン、ジャムパンなど、シンプルなパン約20種が木枠のショーケースに並ぶ。開業は昭和25年。初代の前原実さんの味を、2代目・昌平さん、3代目・紘平さんが継ぐ。
多くの種類がそろう11時頃、次々に客が訪れ、迷いなく2~3種のパンを選んで帰る。
店先に立つ2代目の妻・康代さんは「みんな好みのパンが決まっていて。ここのパンじゃないとだめだと言ってくださる方も」。購入したパンは紙に包んで渡されるのも特徴のひとつ。
ミカエル堂
- 鹿児島市西田2-5-11[MAP]
- TEL:099-254-7074
- 営/6:30~19:00
- 休/水曜
ロビンフッド
Robinhood
一番人気は絶妙なバランスのコーヒーサンド
昭和57年創業の吉野の人気店。一時閉店したが、創業者の次男で、関東で修業した家弓(かゆみ)武矢さんが平成26年に復活させた。
一番人気は先代のレシピを守るコーヒーサンド。愛される理由は「パンの苦みと甘すぎないクリームが絶妙なバランス」。そのほかのパンは家弓さんの理想を追求した新しい味だ。
「2代、3代と続けるのはどの業種でも大変なこと。ここ吉野でこれから10年、20年と続けていけたら」。区画整理で変わりゆく街で新旧のファンから支持を得ている。
Robinhood
清月ベーカリー
有名なメロンパンのほか、多種多様なコッペパンも
大正2年創業、50年以上前から作り続ける「メロンパン」(130円)、「ウルトラパン」(130円)は、今でも常連客のハートをつかんで離さない。そんな老舗が4月から販売を始めたのは、約30種類から具材を選べるコッペパン。
「給食のパンとは食感や味も全然違う」と3代目社長の渡邉貴一さん。風味が違うという鹿児島県産の小麦を使い、微妙な焼き加減で仕上げる生地はソフトなやわらかさだ。
ボリューム満点なので、みんなでシェアして食べたい。
清月ベーカリー
- 鹿児島市西千石町2-18[MAP]
- TEL:099-294-9357
- 営/8:00~16:30(売り切れ次第終了)
- 休/土曜
- HP/清月ベーカリー
- HP/コッペパン専門店 清月堂
乃が美はなれ鹿児島店
飽きのこないシンプルな高級生食パン
鹿児島市と霧島市の4店舗で販売する「高級生食パン」は、耳までやわらかく、ふんわりもっちりの食感。「毎日食べても飽きない」と幅広い年代にファンが多く、オープンから2年経っても行列が絶えない人気店となっている。
店長の神村博文さんは「気温、気候によって生地の状態が変わるため、発酵時間などを絶妙な感覚で調整しています」と、求められるクオリティを保っている。高級「生」食パンのおすすめの食べ方は「何もつけずにそのまま。ちぎって食べて」と店長。
国産フルーツを使ったジャム(1080円)も人気。季節限定もあり、今の時季は「梨」のジャムを販売(数量限定のため売り切れ次第終了)。
乃が美はなれ鹿児島店
- 鹿児島市中央町35-1[MAP]
- TEL:099-837-1177
- 営/10:00~18:00
- 休/不定
- /乃が美はなれ鹿児島店
名山ベーカリーfukusuke
ふくすけ
人気の「食パン」は優しい甘さともちっと食感
県外で修業を積んだ、與那嶺(よなみね)今日子さんと山本歩さんの2人で営む、昨年(2018年)4月にオープンした小さなパン屋。與那嶺さんの祖母が経営していたスナックを、木の温もりを感じる空間へとリノベーションした。
口コミで人気の「食パン」(1斤310円)は、つぶれないギリギリの温度で焼き上げた白い耳が特徴。練乳の優しい甘さと、もちっと食感のとりこに。
限定品の「お茶食パン」(1斤430円)には和香園の無農薬茶を使う。
名山ベーカリーfukusuke
- 鹿児島市名山町8-6-1F[MAP]
- TEL:099-828-8292
- 営/11:00~18:00(売り切れ次第終了)
- 休/日・月曜(臨時休業あり)
- /fukusuke.413