
すりおろしトマトの冷製パスタ
夏にオススメ!完熟トマトの爽やかソースを使った冷製パスタ
暑い日にうれしい冷製パスタ。人気具材のモッツァレラチーズとナスを、トマトのすりおろしソースであえました。
完熟トマトを半分に切ってすりおろすだけで簡単にでき、ドレッシングのベースにも使える、夏にお薦めの爽やかなソースです。
パスタにしっかり下味を付け、ソースとパスタをあえずに上からかけるのが、味をぼやけさせないポイントです。
すりおろしトマトの冷製パスタ
すりおろしトマトソース
- ~材料~(出来上がり250g)
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- 完熟トマト:中2個(約200g)を横1/2にカットして種を除き、すりおろす
- タマネギ:1/4個(約50g)
- ニンニク:1/4かけ(約1g)
- エクストラバージンオリーブ油:大さじ6
- 砂糖・塩:各小さじ1/2
- 白ワインビネガー:小さじ2(なければ穀物酢またはレモン汁)
- こしょう:適量(できれば黒こしょう)
- オリーブ油:適量(炒め用)
- ~作り方~
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- フライパンにオリーブ油を入れて火にかけ、みじん切りにしたタマネギとニンニクを入れ、しんなりとなるまで炒めて冷ましておく。
- ボウルに①と残りの全ての材料を入れ、泡立て器でよくかき混ぜる。
パスタの具
- ~材料~(2人分)
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- ナス:1本
- モッツァレラチーズ:50g
- 生ハム:4枚(好みで調整。食べやすい大きさにちぎる)
- バジル:5枚(なければ青ジソやパセリの粗みじん切り)
- オリーブ油:大さじ4(少なければ追加)
- 塩・こしょう:適量
- ~具とパスタの準備~
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- ナスはへたを取り、縦1/2に切って両面に格子(幅2cm・深さ5mm)の切り目を入れる。
- ナスの内側に塩を振って5分程置き、出てくる水分をよく拭き取る。
- フライパンに多めのオリーブ油を引き、②の内側を焼き色が付くくらいしっかりと高温で焼き、皮目の方も同様に焼く(大体片面2、3分ずつ。フライ返しで軽く押し付けながら焼くとよい)。
- ③をキッチンペーパーに上げ、余分な油を取って一口大にカットし、塩・こしょうを振る。
- パスタ(1.4mmの乾麺・160g)は鍋に2lの湯を沸かし、大さじ1くらいの塩を入れて表示の時間より1分長くゆでる。ゆで上がったら流水で洗い、ざるに上げて水分をよく切り、塩・こしょうで下味をしっかり付けておく。
~仕上げ~
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- ボウルにパスタとナス、水分をよく切って1cm角に切ったモッツァレラチーズを入れ、2/3量のトマトソースと合わせて塩・こしょうで下味を付ける。
- 皿に①を盛り付けて生ハムを飾り、残りのソースをよくかき混ぜてかけて、ちぎったバジルを飾り、黒こしょうを振る(バジルは刻んでソースに入れてもよい)。
料理制作・監修

寺地貴子さん
鹿児島市生まれ。大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、鹿児島サンロイヤルホテルに入社。若手登竜門と呼ばれるトックドール料理コンテストで九州初の女性優勝者となる。
その後、東京やフランスの一流レストランで研修を積み帰国後、鹿児島市東千石町に完全予約制のフレンチレストランと料理教室を兼ね備えたTable de Chic(ターブル・ド・シック)を開業。
オーナーシェフを務める傍ら、1級フードコーディネーターとして料理教室講師、食育活動、フードスタイリング、商品開発など食の幅広い分野で活動中。
Facebook/寺地貴子 cooking activity
HP/ターブル・ド・シック
寺地貴子さんのEssay
今年に入って、食育の資格を取得しました。食育というと和食中心ですが、ある勉強会に参加したときに「幼少期にいろいろな味覚を経験させるとよい」と聞いて、自分の専門分野を生かして何かできないか考えるようになり、「子供の味覚を育てる、体に優しい洋食レシピ」を発信したいと思いました。

子供たちに洋食を
既製品やレトルト食品が数多くあり便利な世の中ですが、ホワイトソースやドレッシングなどはちょっとしたコツを知るだけで、簡単においしくできます。
3歳の娘の食事と日々向き合う中で生まれたレシピを「子供たちに洋食を作ってあげたい」という方々と共有し、食卓が「おいしい」笑顔であふれたらいいなと思っています。
みそや漬物を仕込むように、洋食の調味料やソースを手作りする家庭が増えるようにお手伝いしていきたいと思っています。
レストラン以外での食の活動に関する情報はInstagramで随時発信しています。
Instagram/tabledechic_cooking