
谷川内ダム
曽於北部地区を潤す農業用水ダム
国営かんがい排水事業「曽於北部地区」の一環として、曽於市のかんがい用水の安定供給を目的に、大淀川水系谷川内川の上流に建設された農業専用ダム(=トップ写真)で、2013年に完成しました。
農林水産省九州農政局が整備し、曽於市が施設管理に当たり、同市内の2,052ヘクタールに農業用水を供給しています。管理棟近くに展望所があり、眼前に緑に囲まれた湖が広がります。
3日前までに曽於北部土地改良区に電話で申し込むと、管理棟内やダム内に設けられた長さ約100メートルのトンネル「監査廊」の内部や機器類を見学できます(所要時間約1時間)。
ダムとダム湖は災害や点検、放水のときなど、見学できない場合があります
- 谷川内ダムDATA
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- ダム堤の高さ:58.5m
- ダム堤の長さ:222m
- ダム湖の総貯水容量:217万立方メートル
谷川内ダム
たにかわうちダム
- 曽於市財部町北俣焼尾[MAP]
- TEL:0986-72-0455 (曽於北部土地改良区)
鹿児島県内各地の河川上流にはダムが設けられ、ダム湖が広がっているところがあります。ダムの役割は飲料水や田畑のかんがい用水確保、発電などの「利水」と、豪雨時に下流に流れる水量を調節する「治水」の二つに分けられます。中には施設を見学できるところや、湖面を眺めながらくつろげるスペースを備えたところもあります。ダムとダム湖のダイナミックさを感じてみませんか。