
Felia!をご覧の皆さん、こんにちは。今回の鹿児島ウェディング協議会コラムを担当させて頂きます、城山観光ホテルブライダルサロン ウエディングプランナーの江口美久と申します。
今回は6月17日に行われた『鹿児島グッドウェディングアワード2014』で私が担当した感動的なウェディングの事例と、感じたことをご紹介します。
結婚式をする意味を伝えていくのがウエディングプランナーの仕事
ウエディングプランナーとして7年目を迎え、子供を持つ母親としては3年目を迎える頃でした。結婚式ってすごい力があるんだなってものすごく実感したのは・・
結婚式に興味の無かった新郎様と、結婚式にたくさん夢を持っていた新婦様との出会い。
お子様も1人いらっしゃる中での結婚式準備で、おふたりは大変だったと思いますが、このおふたりに私は多くの事を教えてもらいました。
おふたりは結婚式という1つの目標に向かって進んでいく過程の中で、自分の人生を振り返り、自分が多くの人に支えられている事に感謝の気持ちがあふれはじめ、当たり前だった事がどれだけ大切なことかに自ら気づいていきました。
そして結婚式準備にも意味があることを伝えていくと、次第に結婚式へ興味が湧いてきた新郎様。やりたい演出関係だけではなく、ゲストへの感謝へと気持ちが動いた新婦様。
また結婚式は結婚するパートナーの事を良く知れる場所でもあります。
違う環境で育ってきたお互いが第二の人生を送る前に、パートナーがどんな人生を歩み、どんな人に囲まれて生きているのかを知り、パートナーをより理解できる。
そして、お付き合いの延長上にあるだけだった感覚が、準備の間に互いにぶつかり合い、支え合い迎えた結婚式当日は、ゲストの前で自分達の想いや決意を伝え、一緒に涙を流したり笑ったり、家族になった姿を見てもらい声援をもらい・・やっとわかる事があると思うのです。
- お子さんにkiss
- 前撮り風景
- 由希奈さんこだわりのケーキに入刀

最後の謝辞でゲストへの感謝と由希奈さんへ感謝を伝える浩徳さん
その後おふたりからこんな言葉を頂きました。
「やっと家族になれました。籍を入れて、妊娠して、出産して・・それでもなんというか心の中で家族になりきれてなかったんですよね。どこかまだお付き合いの延長線にあるだけという感じがして。でも結婚式が終わってから、これからはきちんと親から自立して、自分の旦那さんと息子ときちんと家庭を作っていこうと思えました。ただ単純に楽しかった!だけの結婚式ではなく、色々な人に協力してもらって改めて友達の優しさと大切さも感じたり、旦那さんの友達も私の事をすごく大切に思ってくれているのも知ることができたし、言い尽せないくらい沢山のことに気付かされた一日でした。」

桜島の見えるガーデンで全員集合

家族になれた3人
結婚式で2人が見つけ出して得たもの。それが家族のこれからの人生の助けになっていくと思います。結婚式は簡単にできないからこそ、わかる事があり、人を変え成長させるすごい力があると感じます。
おふたりそれぞれの結婚式の意味に気づいてもらえるように、伝えていくのが私達ウエディングプランナーだと思います。

プランナーとしてベストサポート賞を頂いたシーン