
竜ケ城磨崖一千梵字仏蹟
城崖に彫られた梵字…
蒲生の市街地を見下ろす位置にあり、「竜ケ城」とも呼ばれます。1123(保安4)年、豊前国宇佐郡から下ってきた藤原舜清(ちかきよ)が築いたとされ、その子孫の蒲生氏が代々居城したといわれます。
東北方にある石の階段を上ると、幅約120メートルの岩壁に1,700個余りの地蔵菩薩などを表す梵字が刻まれた「竜ケ城磨崖一千梵字仏蹟」があります。1カ所での梵字の数は日本最多といわれます。

武将たちが敵の動きをいち早く察知し戦に備えるために知恵を絞って造った城。長い年月を経た現在も当時の名残をとどめているものが各地にあります。こけむした遺構に囲まれた城跡に立ち、武将たちの人物像や歴史に思いをはせてみませんか。