
海岸沿いを走る「かぞくいろラッピング列車」と阿久根の美しい海
肥薩おれんじ鉄道を舞台にした映画「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」。2018年1月から2月にかけ、阿久根市、出水市、熊本県内で撮影が行われた。主な撮影地となった阿久根市のロケ地で、撮影秘話や魅力を発掘!
映画情報
「RAILWAYS」シリーズ最新作。肥薩おれんじ鉄道を舞台に、愛する人を失った家族の再出発を描く。出演は有村架純、國村隼ほか。
鹿児島ミッテ10、TOHOシネマズ与次郎、シネマサンシャイン姶良、天文館シネマパラダイスで上映中(2018.12.16現在)。
にぎわい交流館 阿久根駅
「かぞくいろ」のパネル展も…
2014年にリニューアルされた駅舎は水戸岡鋭治氏のデザイン。この駅のホームで、有村架純さん演じる主人公の晶と、歸山竜成(きやま・りゅうせい)さん演じる息子の駿也が鹿児島に到着するシーンが撮影された。
木の温もりと香りに包まれるホールでは映画の上映期間中、撮影に使った台本や晶の運転免許証、制帽、撮影の様子を紹介したパネルなどを展示する。
「かぞくいろ」パネル展の詳細については、肥薩おれんじ鉄道HPを参照ください
こぼれ話:“おれんじ”鉄道だから…
肥薩おれんじ鉄道の駅には、“おれんじ”にちなんで、かんきつ類が植えられている。
映画のシーンが春に設定されたため、撮影時、たわわに実っていたボンタンやデコポンはすべて収穫。軽トラック2台分のかんきつ類を、駅の利用客やスタッフにおすそ分けしたのだとか。
にぎわい交流館 阿久根駅
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イワシビル
出演者やスタッフに食事を提供
1カ月にわたった映画の撮影では、阿久根市にある飲食店10店舗ほどが出演者やスタッフの食事を提供した。
国道3号沿いに建つオシャレなビル「イワシビル」もその一つで、ウルメイワシの丸干し「旅する丸干し」を製造する下園薩男商店が運営する。
1Fに直売所とカフェ、2Fに製造工場、3Fに宿泊所があり、1Fのカフェでは土・日曜と祝日にランチ(1,000円)も提供する。
期間限定で映画スタッフ用食事を再現!
カフェで提供する「たい焼き」。普段は「つぶあん」(300円)と「抹茶白玉」(350円)のみだが、映画スタッフの「朝ごはんにパンを食べたい」との希望を叶えるため、ベーコンエッグのたい焼きを作って提供したという。
このたい焼きを、フェリア読者のために期間限定で再現! 映画スタッフのお腹を満たした「ベーコンエッグたい焼き」を、逃さず味わって。
イートインのみ:350円。提供日:12/17(月)~19(水)のみ
「ベーコンエッグたい焼き」は終了しました。
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ひみつの花園
バッティングセンターの撮影は緑あふれるスポット
國村隼さん演じる節夫と駿也がバッティングセンターに行くシーンは「ひみつの花園」の敷地内にあるグリーンスポーツガーデンで撮影された。
ここには世界で高い評価を得る庭園デザイナー・石原和幸氏が手がける庭園(入場料/大人:300円)や観光農園がある。
農園で育てた食材を使って軽食やスイーツを提供する「テラスカフェ空」からは、農園やミカン山などの清々しい景色を見渡せる。
1月からゴールデンウイーク頃まではイチゴ狩りも楽しめる。
テラスカフェ空で、緑の中のティータイムを…
「テラスカフェ空」の看板メニューは季節の素材を使ったパフェ。
写真は、手作りジェラートをベースに、サツマイモや栗がごろごろ入った「お芋と栗のパフェ」(1,850円)。
12月中旬頃から、イチゴを使ったパフェが登場する。ボリュームがあり、2~3人でシェアする人が多いのだとか。
ひみつの花園/テラスカフェ空
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ドライブついでに行ってみよう!阿久根ロケ地インフォ
①阿久根駅スタート
上の記事を見てね!
車で約2分
車で約1分
車で約2分
車で約1分
⑤イワシビル
上の記事を見てね!
車で約10分
⑥ひみつの花園
上の記事を見てね!
車で約20分
⑦牛ノ浜駅
晶と駿也が、節夫の家に向かって歩いていた線路沿いの道。駅では晶が、車いすに乗った少年を手助けするシーンが撮影された。
車で約10分
晶・駿也・節夫が生活していた大川地区