
洋食屋さんのカニクリームコロッケ
濃厚なベシャメルソースとカニの風味を満喫!
コロッケは、フランス料理のクロケットが元になったといわれています。
中でもカニクリームコロッケは、ナイフを入れると現れるとろりとした白いベシャメルソースとカニが、特別なごちそう感を醸し出します。
洋食屋さんのカニクリームコロッケ
- ~材料~(1個50gで12個分)
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- かにかまぼこ:160g(1cm幅にカットしてほぐす)
- タマネギ:1/2個(約120g細みじん切り)
- マッシュルーム:1パック(80g細みじん切り)
- 白ワイン:大さじ2
- バター:50g
- 薄力粉:40g
- 牛乳:300ml
- 塩・こしょう:適量
- 衣(薄力粉、溶き卵、パン粉)、揚げ油:適量
- 簡単トマトソース(出来上がり約200ml)
- 完熟トマト:1個(約140g:湯むきして種を取り一口大にカット)
- トマトケチャップ:大さじ2
- トマトピューレ:大さじ2
- 白ワインビネガーまたは酢:小さじ1
- オリーブオイル:大さじ5
- 塩:小さじ1/4
- こしょう:適量
全ての材料をミキサーにかける。味がぼやけやすいので、塩をしっかりする。
- ~作り方~
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- 鍋にサラダ油少量(分量外)を入れてタマネギを炒める。透き通ってしんなりとなってきたらマッシュルームを入れ、甘みが出るまでしっかりと炒める。
- ①にかにかまぼこと白ワインを入れ、水分を飛ばすように炒める。
- 別鍋にバターを入れて中火にかけ、バターが半分ぐらい溶けたらふるった薄力粉を一気に加え滑らかになるまでまぜる。
- ③に人肌程度に温めた牛乳を少しずつ木べらでまぜながら注ぎ入れ、とろみが付いて全体がぽってりするまでよくまぜる。
- ②と④を合わせ塩こしょうで味を調え、バットに流し入れてしっかり冷やす。できれば、冷蔵庫で1時間~半日冷やす(温かい状態で揚げると破裂しやすくなるので注意)。
- ⑤を12等分し、手に少量の油(分量外)を塗って好みの形に成形して衣付けをする。
- 180度に熱した油できつね色になるまで揚げる。トマトソースと一緒に器に盛る。
料理制作・監修

寺地貴子さん
鹿児島市生まれ。大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、鹿児島サンロイヤルホテルに入社。若手登竜門と呼ばれるトックドール料理コンテストで九州初の女性優勝者となる。
その後、東京やフランスの一流レストランで研修を積み帰国後、鹿児島市東千石町に完全予約制のフレンチレストランと料理教室を兼ね備えたTable de Chic(ターブル・ド・シック)を開業。
オーナーシェフを務める傍ら料理教室・短期大学非常勤講師、食育活動、フードスタイリング、テーブルコーディネートなど食の幅広い分野で活動。
HP/ターブル・ド・シック
寺地貴子さんのEssay
夫婦でレストラン経営を始めて、10月で4周年を迎えました。
店は月の3分の1をランチタイムの料理教室、それ以外は完全予約制のフレンチレストランとして営業しています。私がまだ子育てから離れられないことやフリーでの仕事が増えていることもあり、主人が主体で運営しています。

Table de Chic(ターブル・ド・シック)店内
提供している料理には2人のたくさんの思いが詰まっており、お客さまにも「宝石がちりばめられたような手の込んだ料理」と好評をいただいています。まだ足りないことだらけですが、互いに切磋琢磨しながらおいしい料理と楽しい時間を過ごしていただけるように頑張っていきます。
「フレンチは敷居が高い」と思っていらっしゃる人も、ぜひ気軽にお立ち寄りいただけたらと思います。