
草紫庵やまぐちの看板商品「丸ボーロ」
愛され続ける和菓子・洋菓子が…
創業90年の菓子屋は、25年前の「8・6豪雨災害」を乗り越え、伝統を守りながら下伊敷の街と共に発展し続けてきた。
和菓子屋に洋菓子を取り入れたのは、東京で修行を積んだ2代目。今もショーケースに並ぶ華やかなケーキは若いお客から人気がある。
「個性の時代」に伝統と新アイデア
現店主、3代目の木元伸二さん(68歳)は、福岡で学んだ技術と奄美の黒糖を組み合わせ、独自の「丸ボーロ」を生み出した(=トップ写真)。
柔らかい生地と素朴な甘さ、女性の好みを反映させた「黒ごま」や「しょうが」など6種類のトッピングで、今やデパートからも注文が入る看板商品。
初代から名を継ぐ「四十五連隊」は平和を願う地域の銘菓。修行経験を経た実力のある人に、味と店名を守る4代目を担ってほしいと話す。
「個性の時代」と目を輝かせる先には、新しいお菓子の構想が浮かんでいるのだろうか。
草紫庵やまぐち
- 鹿児島市下伊敷1-3-14[MAP]
- TEL:099-229-1188
- 営/9:00~20:00
- 休/1月1日~3日
- P/2台
メニュー
- 6種類の丸ボーロ(黒糖、しょうが、りんご栗、くるみレーズン、みかん、黒ごま):119円
- 四十五連隊(乳菓):140円
- ふくれサンド(粒あん入り):173円
期間限定のお彼岸菓子
- おはぎ:119円
- お彼岸型菓子3種(大・中・小):119円~