
きんかん入り地鶏の炊き込みご飯
鶏と野菜のうま味凝縮。栄養満点の炊き込みご飯。
秋になると食べたくなる炊き込みご飯。
鶏のきんかんを入れた具だくさん炊き込みご飯は、野菜と鶏肉のうま味がぎゅっと染み込み、しょうゆのふわっとした香りがさらに食欲をそそります。肉、野菜が手軽にバランスよく取れる栄養満点のご飯です。
きんかん入り地鶏の炊き込みご飯
- ~材料~(4~5人分)
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- 米:2カップ
- もち米:1カップ
- 水:3カップ
- 地鶏肉:100g
- 鶏のきんかん:150g
- ニンジン:50g
- ゴボウ:50g
- 干ししいたけ:3枚
- 調味料
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 薄口しょうゆ:大さじ2
- 濃い口しょうゆ:大さじ1
- ~作り方~
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- 米ともち米は洗ってザルに上げ、水気を切る。干ししいたけは分量の水(3カップ)で戻して、薄切り(戻し汁は取っておく)、ニンジンは細切り、ゴボウは小さめのささがきにし、水に放し水気を切る。鶏肉は1cm角に切る。
- フライパンに菜種油少々(分量外)を入れ熱し、鶏肉を中火で炒める。肉の色が変わったら、しいたけ、ニンジン、ゴボウを炒め合わせる。調味料を加え、弱火で2分ほど煮て粗熱を取り、ザルに上げて具と汁に分ける。
- 炊飯鍋に米、②の汁としいたけの戻し汁を入れ(3合の目安まで。汁が足りなければ水を足す)、②の具と鶏のきんかんを載せて炊く。
- 炊き上がったらよくまぜ、器に盛る。
- ★ポイント★
- 具材を炒め煮にしてから加えることで鶏肉のコクが増し、具に味がしっかり染み込んでおいしく仕上がります。
料理制作・監修

鎌下直子さん
鹿児島市生まれ。夫、息子、娘の4人家族。
料理好きの祖母や料理講師だった母の影響もあり料理の道へ。出産後、日々の食の重要性を再認識し、食生活アドバイザー、国際薬膳食育師、アスリートフードマイスターなどを取得。レシピ開発や学校・企業での料理講師に携わる。
「家ごはんを大切に」をモットーに食育、伝統料理、料理法、栄養などあらゆる切り口から食スタイルを提案している。
鎌下直子さんのEssay
サツマイモが出始めると、千切りにしたニンジンやニラなどを合わせた「ガネ」が定番です。ほんのり甘く米粉が入っているため腹持ちが良く、おなかを空かせた子供たちのおやつにもぴったりです。

落雁をつかったガネ
わが家では昔からこの時期に作るガネには、お盆のお供え物の落雁(らくがん)を砂糖の代わりに使います。
揚げたては外はカリカリ、中はもっちり。ショウガを利かせるのもポイントです。いつもと違った食感を味わえる、年に数回のお楽しみです。
- ~作り方~
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- ボウルに落雁(50~100g)を入れ水(150~200cc)でふやかし、薄力粉(30g)とだんご粉(60g)、薄口しょうゆ(小さじ1)をまぜ合わせる。落雁の甘さによって、水と落雁の分量を加減する。
- ①に千切りにしたサツマイモ(中1本)とニンジン(1/3本)、ショウガ(1/2片)、3cm幅に切ったニラ(2本)を加え、形を整えて170度の油で揚げる。