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谷よう子さん | 舞踊家にとって、自分を表現すること=生きること

ひたむきに自分を磨いて誰とも違う「個性」を創っていく。それが一流になるということ…

◆ON “活躍の場を求め海外に”

9歳からバレエを習い、中学生のときに東京シティ・バレエ団でプロの世界に入りました。高校卒業後にカナダに留学し、いろいろなオーディションを受け、ヨーロッパで踊りたいという夢をかなえてドイツに行きました。

ヨーロッパは至る所に劇場があり、市民の社交場として生活に根付いています。それだけに舞踊家も大事にされ、身分も保障されているので舞台に専念できます。一方、日本ではプロとして生計を立てられる人はほんの一握り。舞踊家にとって「自分を表現すること=生きること」なので、表現の場を求めて優秀な人材が海外に流出してしまうのはとても残念です。

シルク・ドゥ・ソレイユでは日本人として初めて、しかもキャラクター(ソリスト)として舞台に立ちました。世界のトッププロ集団に入って感じたことは、「自分なりに一番光って、ほかの誰にもまねできない輝きを放つ」ということ。自分の個性を磨くことが、「その他大勢」から抜け出す道ですね。

今は自分で踊るだけでなく、演出・振り付けの仕事をしながらワークショップも開いています。舞台やワークショップはその場にいる人のエネルギーのやり取りでできるもので、同じテーマでも毎回違い、まるで奇跡を見ているようです。


舞踊家・振付家 谷 よう子さん

谷 よう子 さん

  • 舞踊家、振付家

霧島市生まれ。東京シティ・バレエ団、カナダ国立バレエ学校留学を経てドイツの各劇場と契約。

2005年に「 シルク・ドゥ・ソレイユ」の北米ツアーに日本人として初出演し、同団の日本常設公演「ZED(ゼッド)」でアシスタントアーティスティックディレクター兼アシスタントコレオグラフィーを務める。

現在は国内外の公演出演のほかダンス、舞台表現などの指導も行っている。年齢を重ねるごとに使えるようになる体づくりを目指すワークショップ「谷よう子メソッド」主宰。

HP:Yoko Tani/谷よう子

◇OFF “元気の出る特別な場所”

海外生活に疲れると、鹿児島に帰ってきます。大好きな温泉、おいしい食べ物、温かい人から元気をもらえる鹿児島は、私にとって特別な場所。墓参りに行って、友達と食事やおしゃべりをして過ごします。人とのつながりは、自分の宝物だと思っています。

帰国中に海外の友人が訪ねて来てガイドを頼まれたりしますが、私も海外生活が長く、日本のことはあまり知らないので一緒に勉強しています。日本では華道や茶道、着付けなどいわゆる日本的なものを学校で教わる機会が少ないので、海外に出て改めて日本の文化について考えるようになりました。

これからも意識して自国の文化や伝統の素晴らしさに目を向け、発信していきたいと思っています。

 

10問10答

Q
一番大事なものは?
A
縁のある人たち
Q
愛読書は?
A
「女子のカラダに効くレシピ」(藤原美佐著)
Q
日常生活で心掛けていることは?
A
正しい姿勢、自然食
Q
これから挑戦してみたいことは?
A
芸能人などへの振り付け、お年寄りから子供まで踊れるダンス公演、温泉付きの体にいいワークショップ
Q
好きな映画は?
A
「レ・ミゼラブル」
Q
座右の銘は?
A
ありがとうございます
Q
いま熱中していることは?
A
夢の中で人生の答え探し
Q
ダンサーを続ける原動力は?
A
応援してくれる人たち
Q
こだわっているものは?
A
ナチュラル、感覚
Q
心に残る舞台は?
A
2009年の自主公演と鹿児島のバレエ教室「フレイス」での発表会

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私服=至福の時間

このシリーズは【私服=至福の時間】として、南日本新聞生活情報誌てぃーたいむに掲載されたものです。鹿児島ゆかりの方々に、仕事(ON)とプライベート(OFF)の楽しみ方について話を伺います。

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