
湯之元温泉/OCEAN RESORTえぐち家 露天風呂
鹿児島県民にとって手近な楽しみは何と言っても♨・温泉ですよね。
古い歴史がある一方、施設のリニューアルや最近人気の家族湯など、新たな魅力を加え注目される3つの温泉地から、今回は湯之元温泉(日置市東市来)を訪ねました。
[特集掲載日:2016/4/23]
湯之元温泉:殿様も湯治に通った泉質自慢の湯
JR湯之元駅を中心に広がる温泉街。1640年(寛永17年)、江戸時代のはじめに発見、繁栄してきたとされる湯之元温泉。もっと古い記録も残るが、定かではない様子。
幕末までは島津藩の経営で御前湯や地頭湯もあり、身分により入る湯が異なっていたとか。島津藩主一族の湯治にも利用されていたそう。今も農繁期を終えた市外の人々が湯治に訪れる姿が見られる。
現在、44の源泉と温泉施設が14軒。戦前の最盛期のにぎわいは影をひそめるが、街を盛り上げたいという思いで集まった有志たちによる組織が、さまざまな企画やイベントを催しています。
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元湯・打込湯
発見当初から地元民に愛され続ける「元湯・打込湯」は廃藩置県を機に株式会社化され、今も株主は50円で入湯できるとか(一般130円)。
ちなみにこの2湯は同じ浴場にありながら、元湯は単純硫黄泉、打込湯は単純温泉と、異なる源泉がひいてあり、1度で2つの湯が楽しめちゃう!!
その裏山に立つ「温泉神社」は湯之権現とも言われる鎮守さま。高台から見晴らす街に点在する古い瓦屋根に、往時の面影が忍ぶ。
湯之元温泉 元湯・打込湯
- 日置市東市来町湯田2231[MAP]
- TEL:099-274-0326
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OCEAN RESORT えぐち家
2011年、国民宿舎の跡地にオープン。温泉施設「湯どころあったろう」を立ち寄り湯として解放。泉源は施設から約2.5kmの場所にある湯之元温泉。海沿いに位置するため塩泉と思われがちだが、無色透明の単純硫黄泉。
2014年7月に新設した露天風呂は、東シナ海が眼下に広がり地平線に沈む夕日が望め、情緒豊かなくつろぎのひとときを楽しめちゃう。
ホテルの内装とインテリアは、すべてアメリカから輸入。洗練された空間にアンティークが織り混ざる。大人が過ごす休日に、おすすめしたいスポット。
オーシャンビューレストラン「UOKAI」では、栄養バランスがよいとされる『まごわやさしい(豆、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、しいたけ、いも)』を取り入れた「美食会席」(昼5,000円、夜5,500円)が味わえます。
OCEAN RESORT えぐち家
- 日置市東市来町湯田731[MAP]
- TEL:099-274-1173
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ちょっとグルメも…「ぬれどら焼き」と「ラムドラ」
湯之元せんべい 梅月堂
創業95年、湯之元名物のひとつ「湯之元せんべい」を販売する老舗で熱い注目を集めているのが、四代目の石原良さんが開発した「ラムドラ」(324円)。
同店人気の「ぬれどら焼き」(162円)をアレンジした一品で、ラム酒をたっぷり含んだふっくらした自家製ラムレーズンを、北海道産大納言小豆で作るあんにしのばせ、1枚ずつ手焼きの皮でサンド。
ラム酒の芳醇な香り、あんの甘さが絶妙でうっとりしてしまう味わい。
石原さんいわく“じっとり系”という、かなりしっとりしたどら焼きは、2~3日“ねかせる”とおいしさが増すと評判だ。
湯之元せんべい 梅月堂
- 日置市東市来町湯田3320[MAP]
- TEL:099-274-2421
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掲載情報は2016年4月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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