
開聞のスギを使って建てられた唐船峡「もくもく館」
開聞のスギを使っている「もくもく館」
唐船峡のそうめん流しは、夏の風物詩のひとつ。食事をする場所は「もくもく館」の名称で、1991年に指宿市開聞のスギを使って建てられたものです。
全体は「大断面集成材」という天然木を組み合わせた構造材で構築されています。この集成材は強度が強く、設計に応じて形や大きさを作り出せる利点があり、ここでは柱と梁(はり)としての機能を兼ねています。
木材は目や肌にやさしく、湧き水や木漏れ日とともに涼を感じられる空間となっています。
大断面集成材
アーチを描くような形は、デザイン性がありながら柱と梁を兼ねます。
住友林業オリジナルの構造材「ビッグコラム」も、大断面集成材のひとつです。

大断面集成材
スギの柱
木をまるごと使っている柱がダイナミックですね。
下部にある金具でしっかり基礎と結合してあり、地震・耐風対策をされています。

スギの柱
教えてくれた人
住友林業 一級建築士・貞本 幸二さん
- 鹿児島市与次郎2-4-35 KSC鴨池ビル8F[MAP]
- TEL:099-813-4177