
日本の伝統的家屋イメージ
日本の家屋…
四季がある日本。夏は涼しく、冬は暖かく過ごしたいものです。
高温多湿の日本では、夏に涼しく過ごせる家づくりが基本とされてきました。和風建築や歴史ある神社仏閣がそうであるように、四方を屋根で囲み太陽の光や熱を遮ったり、風通しが良い設計になっていたりします。
現代は建築基準法の改正で耐震性や断熱性ばかりが注目され、また欧風デザイン住宅の流行もあり、日本の気候風土に合わない住宅が増えたように感じます。住友林業の建築士は“太陽”の光と熱、庭に植える樹木の“緑”、心地よい風が流れる“風通し”の3つを生かす「涼温房」で、快適に暮らせる家を設計します。エアコンにばかり頼り切らず、体、環境、財布にもやさしい生活を送りたいですね。
住友林業の設計「涼温房」
太陽
軒の長さで日照を調整します。太陽が高い夏は日差しを遮り、太陽が低い冬に光を取り込めるようにします。

緑
家屋の南側に落葉樹を植えて夏は緑で日差しを遮り、葉が落ちる冬は太陽の光が当たるようにします。北側は常緑樹で冷たい空気を呼び込みます。

風
部屋の間取りや窓で風の流れをコントロール。室内にこもる熱も排出できるように設計し、高温多湿の夏を涼しく過ごせるようにします。

教えてくれた人
住友林業 一級建築士・貞本 幸二さん
- 鹿児島市与次郎2-4-35 KSC鴨池ビル8F[MAP]
- TEL:099-813-4177