
まっすぐに伸びた木
間伐材…
まっすぐに伸びた質の良い木を育て森を守るには、地面に太陽の光と風が届くことが大切です。森林の中で木々が混み合った状態では二酸化炭素の吸収が悪くなり、陽の当たらない土地は痩せて根を張ることもできません。
そのため植林から10~20年経つと、光や風を遮ってしまう枝を切ったり、成長が悪い木そのものを伐採したりします。野菜を育てる過程で行う「間引き」に似ています。
様々なシーンで有効活用されている「間伐材」
切った枝や木は「間伐材」と呼ばれ、私たちの暮らしの中でさまざまな形で活用されます。代表的なものが割り箸。よく「割り箸を使うと森林破壊につながる」と考えられますが、これは間違い。割り箸は間伐材を有効利用したもので、むしろ森林保全の一端を担っています。間伐材を使った製品は、森林を守り、地球温暖化防止に貢献することにもなるのです。
間伐材を活用した主な製品
暮らしの中で
- 割り箸
- 封筒や紙袋などの紙製品
- 家具家具
- バイオマスエネルギー
- カートカン(清涼飲料水に使われる紙製の円柱容器)
住友林業では
- 建物外壁の下地材「きづれパネル」
- 建物構造用檜(ひのき)の集成柱「スーパー檜」
教えてくれた人
住友林業 一級建築士・貞本 幸二さん
- 鹿児島市与次郎2-4-35 KSC鴨池ビル8F[MAP]
- TEL:099-813-4177